コンサート当日は、またマルエー温泉の美味しいバイキング朝食をいただき、バス2台でホールへ向かう。![イメージ 2]()
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午前中のリハーサルは、危ないところの手直しを中心に無理をせず、合唱部分だけは通しておしまい。
お昼は仕出弁当で済ませて、着替え。開場後、ロビーではトロンボーン四重奏と、木管五重奏で観客を迎えるが、場所が悪かったのと、お客さんがよい席を確保しようとしたためか、余りきいてもらえなかったのが、ちょっと残念。
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客席もいっぱいになり、開演。オープニングはフィンランディア。合唱つきは初めてだが、中間部の賛美歌にもなっているところだけでなく、最後のクライマックスでも合唱が加わって、圧巻の響き。そして、酪農学園のために昨年オケ用にアレンジした「酪農讃歌」と、合唱団員にはおなじみの「大地讃頌」。オーケストラと合唱が一体になると、また格別の響きになる。感動的な演奏だった。
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そして、舞台転換で私がちょっと挨拶をして、土井上智彦君の独奏でグリーグのピアノ協奏曲と、アンコールのトルコ行進曲。それから20分の休憩となり、初めての試みでロビーでの農産物販売。山本牧場の放牧牛乳、三友牧場のチーズやヨーグルト、そして余市えこふぁーむの天然ぶどう果汁。ぶどう果汁は早々に売り切れてしまい、もっとバスに積んで行けばよかった。山本牧場の牛乳はノンホモ牛乳でクリームが浮いていて、これをまずすくわないと、ふたを開けてもすぐには飲めない。![イメージ 12]()
後半は、ブラームスの交響曲第2番。ブラームスの他の交響曲に比べると、内省的ではないので表現が難しい。生命の躍動というようなものを表現できればよいと思い、アーティキュレーションやディナミークのディティールにこだわり、楽譜に指示されていないテンポの変化も音楽的に合理的に考えて、できるだけ細かくつけて演奏した。テンポの変化はほとんど車の運転と同じで、急ブレーキや急発進はあってはならない、というのが私のポリシー。自分が今までにCDなどで聴いた演奏で、これでよいと思ったものは一つもない。まずスコアに書いてあることから何を読み取るかが重要で、それを無視した演奏や、楽譜に書いてない不自然なことをやっている演奏も多すぎる。楽譜に忠実なことが基本で、その上で自分ならこうする、という解釈を加える。書いてあることだけやっても、音楽にはならない。最初は、普通のCDなどに聞き慣れているメンバーがなかなかついて来なかったが、本番はかなり自分の納得する演奏に近いものができたと思う。最後はなかなか盛り上がった。
アンコールの威風堂々は、イギリスのプロムスでやってるように、客席のみんなに歌ってもらうことにした。日本語の歌詞は、プログラムにプリントしてはさんであり、歌の部分では私は客席に向かって指揮をしながらできるだけ大きな声で歌った。合唱団には後方の2階席から客席に浴びるように歌ってもらった。この音のサンドイッチは、なかなか聴衆に好評だった。オケもフル編成で中標津高校の吹奏楽の学生も打楽器やクラリネットで加わり、1000人近い人で一つの音楽を奏でるというのは、興奮するものである。感動の演奏会だった。
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今回は帰路も夜行バスだったため、打上げをやる時間も十分にあったので、総合文化会館内のコミュニティーホールで、合唱団と一緒に盛大にやった。まずは、実行委員長を務めてくれた、昨年11月に歯科医院を独立開業したばかりの土井上輝夫氏の挨拶で乾杯。
彼と私は北大のオーケストラで同期だったが、彼が湖陵釧路の高校生で吹奏楽の指揮者をしていた時に、今回合唱団の指導をしてくれた高坂先生が合唱部の指揮者だったとのこと。音楽はいくつになってもできるし、何十年たってもまた同じ仲間と共演できるのは、すばらしいことだ。
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というわけで、高坂先生と私も同級生というわけだ。
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クラリネットを吹いてくれた山本さんが、店のお薦めのワインを20本以上も持ってきてくれて、指揮で汗をかいた水分補給をワインでやったために、私も相当酔っ払ってしまった。山本さんは、コーヒーの焙煎もやっていて、楽屋袖のドリンクバーには、温かいコーヒーを3種類ポットに入れて持ってきてくれた。とても優しい方。
クラリネットの4人組が揃ったのは本番1日前。土井上奈緒子ちゃん、笑顔がとってもかわいいネ。
女子高生に囲まれ相好を崩す私。
コンマス野村氏も!
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オバサマたちにも囲まれましたよ。合唱曲ではホルンを休んで一緒に歌った笠さんも一緒にポーズ!
酪農学園の学生・OB・金田教授
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聴きにきてくれた釧路交響楽団マネージャーの今井さんと、ヴァイオリンの片山さんも打上げに出てくれた。30年前にコンマスの野村君と一緒に釧路のオケによく手伝いに行った。なつかしい、タイムスリップしたようだ。
打上げの後、夜行バスが出発するにはまだ時間が早いので、別海のモール温泉で2次会をして、温泉にも入った。
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東京から来てくれたN君、S君とも、ここでお別れ。楽しい演奏旅行だった。
帰路はまたバスで夜行の旅。余市には朝8時過ぎに到着。かなりの積雪で、さっそく除雪だった。
午前中のリハーサルは、危ないところの手直しを中心に無理をせず、合唱部分だけは通しておしまい。
お昼は仕出弁当で済ませて、着替え。開場後、ロビーではトロンボーン四重奏と、木管五重奏で観客を迎えるが、場所が悪かったのと、お客さんがよい席を確保しようとしたためか、余りきいてもらえなかったのが、ちょっと残念。
客席もいっぱいになり、開演。オープニングはフィンランディア。合唱つきは初めてだが、中間部の賛美歌にもなっているところだけでなく、最後のクライマックスでも合唱が加わって、圧巻の響き。そして、酪農学園のために昨年オケ用にアレンジした「酪農讃歌」と、合唱団員にはおなじみの「大地讃頌」。オーケストラと合唱が一体になると、また格別の響きになる。感動的な演奏だった。
後半は、ブラームスの交響曲第2番。ブラームスの他の交響曲に比べると、内省的ではないので表現が難しい。生命の躍動というようなものを表現できればよいと思い、アーティキュレーションやディナミークのディティールにこだわり、楽譜に指示されていないテンポの変化も音楽的に合理的に考えて、できるだけ細かくつけて演奏した。テンポの変化はほとんど車の運転と同じで、急ブレーキや急発進はあってはならない、というのが私のポリシー。自分が今までにCDなどで聴いた演奏で、これでよいと思ったものは一つもない。まずスコアに書いてあることから何を読み取るかが重要で、それを無視した演奏や、楽譜に書いてない不自然なことをやっている演奏も多すぎる。楽譜に忠実なことが基本で、その上で自分ならこうする、という解釈を加える。書いてあることだけやっても、音楽にはならない。最初は、普通のCDなどに聞き慣れているメンバーがなかなかついて来なかったが、本番はかなり自分の納得する演奏に近いものができたと思う。最後はなかなか盛り上がった。
アンコールの威風堂々は、イギリスのプロムスでやってるように、客席のみんなに歌ってもらうことにした。日本語の歌詞は、プログラムにプリントしてはさんであり、歌の部分では私は客席に向かって指揮をしながらできるだけ大きな声で歌った。合唱団には後方の2階席から客席に浴びるように歌ってもらった。この音のサンドイッチは、なかなか聴衆に好評だった。オケもフル編成で中標津高校の吹奏楽の学生も打楽器やクラリネットで加わり、1000人近い人で一つの音楽を奏でるというのは、興奮するものである。感動の演奏会だった。
今回は帰路も夜行バスだったため、打上げをやる時間も十分にあったので、総合文化会館内のコミュニティーホールで、合唱団と一緒に盛大にやった。まずは、実行委員長を務めてくれた、昨年11月に歯科医院を独立開業したばかりの土井上輝夫氏の挨拶で乾杯。
彼と私は北大のオーケストラで同期だったが、彼が湖陵釧路の高校生で吹奏楽の指揮者をしていた時に、今回合唱団の指導をしてくれた高坂先生が合唱部の指揮者だったとのこと。音楽はいくつになってもできるし、何十年たってもまた同じ仲間と共演できるのは、すばらしいことだ。
クラリネットを吹いてくれた山本さんが、店のお薦めのワインを20本以上も持ってきてくれて、指揮で汗をかいた水分補給をワインでやったために、私も相当酔っ払ってしまった。山本さんは、コーヒーの焙煎もやっていて、楽屋袖のドリンクバーには、温かいコーヒーを3種類ポットに入れて持ってきてくれた。とても優しい方。
クラリネットの4人組が揃ったのは本番1日前。土井上奈緒子ちゃん、笑顔がとってもかわいいネ。
女子高生に囲まれ相好を崩す私。
オバサマたちにも囲まれましたよ。合唱曲ではホルンを休んで一緒に歌った笠さんも一緒にポーズ!
聴きにきてくれた釧路交響楽団マネージャーの今井さんと、ヴァイオリンの片山さんも打上げに出てくれた。30年前にコンマスの野村君と一緒に釧路のオケによく手伝いに行った。なつかしい、タイムスリップしたようだ。
打上げの後、夜行バスが出発するにはまだ時間が早いので、別海のモール温泉で2次会をして、温泉にも入った。
東京から来てくれたN君、S君とも、ここでお別れ。楽しい演奏旅行だった。
帰路はまたバスで夜行の旅。余市には朝8時過ぎに到着。かなりの積雪で、さっそく除雪だった。