昨日(11月1日)、小樽マリンホールでコンサートを行いました。舞台奥と両袖に飾られたのは、4ヶ月かけて小樽の人たちによって作成された、3万羽の折鶴。この後、東北に実際に送られるそうです。コンサートに先立ち、「一本松を語る~災い転じて福となす」と題して、全国でこのコンサート(陸前高田の津波で瓦礫となった流木から作られたヴァイオリンを千人のヴァイオリニストで演奏するという企画)を主催している「命をつなぐ木魂(こだま)の会」会長の又川俊三氏の映像を交えた講演。あの3.11の息を呑む映像や、未だ復興にほど遠い被災地の状況も映し出されました。このコンサートには、世界中の有名無名のヴァイオリニストが関わり、ヴァイオリンは今までに3台作られて1台は世界中をまわっており、昨年新たに作られたヴィオラの第一奏者は皇太子、完成したばかりで3日前に始めて演奏されたチェロの第一奏者はあのヨーヨー・マです。
休憩をはさんで、我々トリオ・マモーレ(Trio M'amore~Flute:瀧谷まゆみ、Violin:牧野時夫、Piano:安河内真樹)と、小樽管弦楽団の清水三佐子さん(199人目の震災ヴァイオリン奏者、私はすでに1月陸前高田でこの楽器を演奏しているので、新たな奏者としてお願いしました)によるコンサート、そして青坂章子さんによる「希望の木」(新井満作)の朗読(私のヴァイオリンと安河内さんのピアノによるBGM)でした。
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プログラムは以下の通り
室内楽前半
1.わが心の想ひ(メンデルスゾーン作曲) 演奏:トリオ・マモーレ
2.日本の四季メドレー(山口景子・牧野時夫編曲) トリオ・マモーレ+清水三佐子
3.浜辺の歌(成田為三作曲・玉木宏樹編曲) Vn:牧野時夫、清水三佐子、Pf::安河内真樹
朗読BGM 朗読:青坂章子、Vn:牧野時夫、Pf:安河内真樹
1.ジムノベディ第1番(サティ作曲)より
2.ノクターン遺作(ショパン作曲、ミルシティン編曲)より
3.カンタータ「土の歌」から「天地の怒り」(佐藤眞作曲)より
4.カンタータ「土の歌」から「死の灰」(佐藤眞作曲)より
5.「オルフェオのメロディー」(グルック作曲)
6.「トロイメライ」(シューマン作曲)
7.「悲愴ソナタ」第1楽章より(ベートーヴェン作曲、牧野時夫編)
8.「ヴォカリーズ」より(ラフマニノフ作曲、牧野時夫編)
9.「少年時代」(井上陽水作曲)
10.「めぐり逢い」(アンドレ・ギャニョン作曲)
室内楽後半
4.タイスの瞑想曲(マスネ作曲) Vn:牧野時夫、Pf:安河内真樹
5.リベルタンゴ(ピアソラ作曲、山口景子編曲) トリオ・マモーレ
6.「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(チャイコフスキー作曲、嶋村順子編曲) トリオ・マモーレ
アンコール 東日本大震災復興支援歌「花は咲く」 トリオ・マモーレ
同 阪神大震災復興支援歌「しあわせ運べるように」 同+小樽倫理法人会・会場の皆さん(歌)
朗読のBGMは、涙なしには読めない劇的な内容の物語の場面場面にぴ
ったりの音楽を選び、語りと長さを合わせるためアレンジするのに最後まで試行錯誤でしたが、本番は実にうまく行ったと思います。あちこちからすすり泣きがもれて、もちろん朗読の青坂さんの力もあるのですが、こんなにお客さんを泣かせたコンサートは初めてでした。「タイスの瞑想曲」に入っても、すすり泣きはやみませんでした。その後のリベルタンゴ、花のワルツで、またお客さんは元気になってくれたようです。でも、またアンコールの「花は咲く」も泣いている人がいたようです。2曲のアンコールの間に、小樽・後志地域から衆議院議院に当選したばかりの余市町出身の中村裕之氏が登壇挨拶して握手を求められ(私が余市町連合PTA会長を務めていたとき、彼は北海道連合会PTA会長でした。)、自民党ばりばりの議員ですが、私が3.11直後に反原発運動を始めたことに触れてくれたことにはちょっと驚きました。
最後のアンコールは、この演奏会を主催した倫理法人会のスタッフ全員がステージに上がり、手話を交えて歌を一緒に歌い、本当に感動的なコンサートでした。練りに練られた企画が、よかったのだと思います。スタッフの皆様に感謝します。
震災バイオリンと東北地方の現状についての映像を交えての講演の後で、奇跡の一本松が描かれ、その一部が魂柱に使われているヴァイオリンで、「一本松」が主人公の感動的な物語に音楽をつけたことで、本当に一本松の魂が音に乗り移ったような気がしました。コンサートの後で、びっくりするくらい義捐金が集まり、これほど音楽に訴える力があると思ったこともありません。
演奏会が終わり、片付けをしたらもう9時を過ぎていましたが、トリオ・マモーレの3人でこのまま帰るのはもったいないねということで、余市に戻ってから○○八で打ち上げ。翌朝(今日)は朝から早起きして収穫作業をして小樽の無農薬野菜市に参加、軽トラックにティンパニと野菜とぶどうを満載して行きました。野菜市では、いつもより少し早く切り上げて、1時から札幌のちえりあで
農民オケの第2回目の練習、サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」のヴァイオリン独奏を、初めてオケと合わせ練習をしました。他の曲は指揮をしましたが、サン=サーンスは指揮者なしで結構てこずりました.。でも、まあ初回としてはこんなものでしょう。練習の後は、農民オケ20周年記念コンサートについて北海道新聞折込ミニコミ「札歩路」(40万部発行)の取材でした。帰宅後は、軽トラックの荷台からティンパニ、譜面台や、野菜を入れていたコンテナやぶどうの空箱などを降ろして、明日使うデジタルピアノ、ピアノ椅子、キーボードアンプなどを積みました。
明日(11月3日)は、余市宇宙記念館で10時半から無料コンサート(板谷知子さんのピアノ伴奏でヴァイオリン独奏)、午後1時半から何と夜の9時まで、小樽市公会堂と市民会館で12月1日本番のベートーヴェン第九演奏会の練習(合唱初合わせ)です。明日も早起きして、コンサートの前にブドウ収穫と発送作業もやっちゃいます! 睡眠時間が、ちょっと足りないです・・・
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休憩をはさんで、我々トリオ・マモーレ(Trio M'amore~Flute:瀧谷まゆみ、Violin:牧野時夫、Piano:安河内真樹)と、小樽管弦楽団の清水三佐子さん(199人目の震災ヴァイオリン奏者、私はすでに1月陸前高田でこの楽器を演奏しているので、新たな奏者としてお願いしました)によるコンサート、そして青坂章子さんによる「希望の木」(新井満作)の朗読(私のヴァイオリンと安河内さんのピアノによるBGM)でした。
プログラムは以下の通り
室内楽前半
1.わが心の想ひ(メンデルスゾーン作曲) 演奏:トリオ・マモーレ
2.日本の四季メドレー(山口景子・牧野時夫編曲) トリオ・マモーレ+清水三佐子
3.浜辺の歌(成田為三作曲・玉木宏樹編曲) Vn:牧野時夫、清水三佐子、Pf::安河内真樹
朗読BGM 朗読:青坂章子、Vn:牧野時夫、Pf:安河内真樹
1.ジムノベディ第1番(サティ作曲)より
2.ノクターン遺作(ショパン作曲、ミルシティン編曲)より
3.カンタータ「土の歌」から「天地の怒り」(佐藤眞作曲)より
4.カンタータ「土の歌」から「死の灰」(佐藤眞作曲)より
5.「オルフェオのメロディー」(グルック作曲)
6.「トロイメライ」(シューマン作曲)
7.「悲愴ソナタ」第1楽章より(ベートーヴェン作曲、牧野時夫編)
8.「ヴォカリーズ」より(ラフマニノフ作曲、牧野時夫編)
9.「少年時代」(井上陽水作曲)
10.「めぐり逢い」(アンドレ・ギャニョン作曲)
室内楽後半
4.タイスの瞑想曲(マスネ作曲) Vn:牧野時夫、Pf:安河内真樹
5.リベルタンゴ(ピアソラ作曲、山口景子編曲) トリオ・マモーレ
6.「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(チャイコフスキー作曲、嶋村順子編曲) トリオ・マモーレ
アンコール 東日本大震災復興支援歌「花は咲く」 トリオ・マモーレ
同 阪神大震災復興支援歌「しあわせ運べるように」 同+小樽倫理法人会・会場の皆さん(歌)
朗読のBGMは、涙なしには読めない劇的な内容の物語の場面場面にぴ
最後のアンコールは、この演奏会を主催した倫理法人会のスタッフ全員がステージに上がり、手話を交えて歌を一緒に歌い、本当に感動的なコンサートでした。練りに練られた企画が、よかったのだと思います。スタッフの皆様に感謝します。
震災バイオリンと東北地方の現状についての映像を交えての講演の後で、奇跡の一本松が描かれ、その一部が魂柱に使われているヴァイオリンで、「一本松」が主人公の感動的な物語に音楽をつけたことで、本当に一本松の魂が音に乗り移ったような気がしました。コンサートの後で、びっくりするくらい義捐金が集まり、これほど音楽に訴える力があると思ったこともありません。
演奏会が終わり、片付けをしたらもう9時を過ぎていましたが、トリオ・マモーレの3人でこのまま帰るのはもったいないねということで、余市に戻ってから○○八で打ち上げ。翌朝(今日)は朝から早起きして収穫作業をして小樽の無農薬野菜市に参加、軽トラックにティンパニと野菜とぶどうを満載して行きました。野菜市では、いつもより少し早く切り上げて、1時から札幌のちえりあで
明日(11月3日)は、余市宇宙記念館で10時半から無料コンサート(板谷知子さんのピアノ伴奏でヴァイオリン独奏)、午後1時半から何と夜の9時まで、小樽市公会堂と市民会館で12月1日本番のベートーヴェン第九演奏会の練習(合唱初合わせ)です。明日も早起きして、コンサートの前にブドウ収穫と発送作業もやっちゃいます! 睡眠時間が、ちょっと足りないです・・・