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えこふぁーむの葡萄たち

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以前は、100種類ほど植えていたこともありましたが、現在は30種類余りです。その一部を紹介いたします。画像の右下角をクリックすれば拡大表示されます。

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←紅伊豆:4倍体大粒品種としては、作りやすい方。これはハウス栽培の樹だが、それにしてもこの時期でこれだけ色付いたのは今までで一番早いかも。味は、兄弟品種の紅富士(これもうちにあります)に軍配が上がります。

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ブラック・オリンピア:日本有機農業研究会の代表もされていた沢登晴雄氏育成の、巨峰系品種。かなり作りこなすのが難しい4倍体品種だが、味は抜群。写真はまだ未熟な状態のもの。沢登氏は、生前うちの農園を訪ねてくれたこともありました。沢登氏は東京都内にてブドウの栽培・育種をしておられましたが、実家は私と同郷の山梨県です。

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ゴールド・フィンガー:欧州種(vitis vinifera)のピッテロ・ビアンコを日本でも作りやすいように改良した品種。


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京早晶(チンツァオチン):北京植物園育成の、無核(たねなし)品種。皮が薄くて乾燥させればレーズンになるキシュミシュ(トムソン・シードレス)をほっそりさせた感じ。さっぱりして美味い。

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ヤマ・ソービニオン:山梨大学ブドウ育種試験地(工学部発酵化学科付属でした)の山川祥秀先生が、山ブドウとカベルネ・ソーヴィニョンを交配して作った山尽くしの品種。私は1986年に山川先生の下で1年間勉強させていただきました。

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山幸:十勝ワインの池田町ぶどう・ぶどう酒研究所で清見(セイベル13053の選抜クローン)とヤマブドウを交配して育成した品種。雪が少なく寒さの厳しい十勝地方で冬期間に土に埋めなくても大丈夫ということで開発された清舞との兄弟品種。

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ノースレッド:国の果樹試験場安芸津支場(広島県にあるが、国によるブドウ育種はここに集約されている)で、ノースブラックと共に北海道向け品種として開発された品種。とても甘くてスズメバチの大好物。
北海道では、長沼町にある中央農業試験場でブドウの育種をおこなっていたが、今年度中に名称が決まり来年から苗木の提供が始まるGHC1(仮称)の発表をもって、最初で最後の新品種となる。ジベレリンを使わなくても「しいな」しかできない、ほぼ種無しの黒品種らしい。

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レッド・ナイアガラ(レッド・ニアガラ):ブラジルでナイアガラの枝変わり=芽条変異(突然変異)として発見された品種。ブラジルは枝変わりが起き易いようで、ルビー・オクヤマという赤の品種も、ブラジル日系人のオクヤマさんの畑で、イタリアという緑の品種から突然変異で生まれたもの。

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ナイアガラ:これは米国系(vitis lubrusca)生食用品種ながら、北海道ではワイン原料として最も多く使われているブドウ。イギリスやカナダのようなワイン専用種の栽培に向かない北方圏ではナイアガラのワインはポピュラーであるが、フランスではこのような米国系ブドウの酒は本来のワインとして認めず、ベリーワインなどと同じフルーツワインとして扱われる。

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うちで、最も多く栽培しているのも、余市町内で最も多く栽培されているのも、このキャンベル・アーリー種。ワインにも仕向けられます。

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今年は、リンゴが今までになく豊作です。栗も結構成っています。楽しみ楽しみ!

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左は、お盆過ぎに播いた秋大根、収穫した後、土に埋めて越冬もさせます。右の耕したところには、これからニンニク(北海道在来種)を植えます。イチゴとニンニクは、冬を越さないと収穫できない作物です。小麦(秋小麦)やライ麦もです。

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ポンキン(飼料用カボチャ)を家の前に飾りました。急に秋らしくなってきました。

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↑北大農学部の学生たちの助けも借りて、芋掘り作業も頑張っていますが、まだ3分の1くらいです。掘る前の草取りが大変です。援農大歓迎!
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