これらは被造物であり自然の一部に過ぎない我々が、人間本来の真っ当な生き方を忘れ、自ら神のようにふるまおうとしていることに端を発していると思います。「農民芸術学校」では、平和で希望に満ちた世界を創るため、人間本来があるべき大地に根ざした生き方に立ち返り、芸術によって人生を苦悩ではなく歓びに変えることを
この学校は、デンマークで誕生したフォルケホイスコーレ(民衆大学)と理念を共有したいと思います。フォルケホイスコーレは、自立した民衆(=自給的農民)によって国家や企業に支配されない民主的な社会を築くことを目的に、デンマークの牧師・詩人であったグルントヴィが理念を掲げ、教育者であったコルの尽力によって今からおよそ160年ほど前に創られました。成人を対象として教師と生徒が生活を共にする全寮制のフリースクールで、「神を愛し、人を愛し、土を愛す」という三愛精神に基づいています。現在でも北欧を中心に全世界にフォルケホイスコーレがあり、試験や資格とは無関係に、芸術やスポーツ、様々な教養など各々特徴
今から90年ほど前、花巻農学校の教師であった宮沢賢治も、文部省によって農学校の校舎を利用して創設された岩手国民高等学校の教師として採用され「農民芸術概論」という講義を担当しましたが、そのような学校の限界を感じ、自ら農民となり「羅須地人協会」という私塾を立ち上げました。彼は、そこで農業についての講義などの他に音楽活動を熱心に行い、そこに集った若き農民たちからは「農民芸術学校」と呼ばれていましたが、その活動は様々な事情により1年余りの短さで挫折してしまうことになります。
デンマークにおいては、フォルケホイスコーレは農民主体による民主主義国家作りに大きく貢献し、現在では国からの援助も手厚くあって
授業料も安く抑えられています(デンマークでは公的学校は、大学まで無料です)。しかし日本は、国立大学でさえ授業料が非常に高く、フリースクールに対しては国からの援助というものは皆無であり、このような学校を立ち上げたり運営して行くことは容易なことではありません。これまでフォルケホイスコーレの名前で立ち上げたフリースクールも国内にいくつかありましたが、現在順調に運営できているところはありません。そのような理念に基づいた学校としてはわずかに、全寮制高等学校として山形県の基督教独立学園高校、三重県の愛農学園高等学校、島根県のキリスト教愛真高校などが存在し、有機農業による自給や芸術活動・平和運動なども熱心に行っていますが、成人対象の学校ではありません。
「農民芸術学校」は、成人対象のフリースクールとして、持続可能な平和で文化的な世界を築くための学びの場としての設立を目指します。
「農民芸術学校」は、成人対象のフリースクールとして、持続可能な平和で文化的な世界を築くための学びの場としての設立を目指します。
有機農園えこふぁーむを北海道余市町に開設した1992年の翌々年、音楽好きの北海道有機農業研究会の仲間と立ち上げた北海道農民管弦楽団は、2014年に創立20周年を迎えました。当団は、2011年2月に農業による民主的な国作りの先進国であるデンマークへ演奏旅行を行い、現地のアマチュア・オーケストラや、有機農業を学ぶ学生・農家などとの交流を通じ、音楽の持つ大きな力を改めて確認しました。2013年1月には、農民オーケストラの原点でもある宮沢賢治の故郷、岩手県花巻市、東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市でも演奏会を開催し、花巻市に誕生したばかりの金星少年少女オーケストラ、新たに結成された東北農民管弦楽団とも共演しました。
「鍬で大地を耕し、音楽で心を耕す」をモットーとし、「農民による農民のための農民のオーケストラ」を目標に
、生産者と消費者、地方と都市の架け橋になるべく、農閑期に全道各地での演奏を行っています。演奏をして欲しいというご要望には、できる限りお応えします。また、このオーケストラに参加したいという農家・農業関連の職業人や学生の皆さんからのご連絡も、お待ちしています。初心者や昔ちょっと楽器に触ったことがあるだけという方でも歓迎いたします。
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「鍬で大地を耕し、音楽で心を耕す」をモットーとし、「農民による農民のための農民のオーケストラ」を目標に
、生産者と消費者、地方と都市の架け橋になるべく、農閑期に全道各地での演奏を行っています。演奏をして欲しいというご要望には、できる限りお応えします。また、このオーケストラに参加したいという農家・農業関連の職業人や学生の皆さんからのご連絡も、お待ちしています。初心者や昔ちょっと楽器に触ったことがあるだけという方でも歓迎いたします。
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