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第2回黒澤記念室内楽演奏会

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イメージ 2昨日2.25.江別コミュニティセンターにて、第2回黒澤記念室内楽演奏会を開催。北海道農民管弦楽団のデンマーク公演をきっかけに、一緒に参加することになった酪農学園大学室内楽団の現役生および卒業生有志、そして北海道教育大学岩見沢校音楽コース精鋭の現役学生たちによって、農民オケ江別公演(2011.1.30)、酪農大のモデルとなったデンマークへの演奏旅行(2011.2.8~2.13.)、酪農の町である中標津での公演(2012.1.29.)をはさみ、通算5回目の室内楽演奏会ということになります。デンマーク精神を理念に酪農学園を設立した黒澤酉蔵にちなんで「黒澤記念」と名づけたのは今回からです。酪農学園大学農場職員で、室内楽団OBの川原君が中心になり、私も第1回からずっと参加させていただいています。過去の記事は下からリンクしています。               会場はレンガの街、江別駅のすぐそばです。
                                    

2011.8.28.第1回室内楽の夕べ

今回は、「揚げひばり」のヴァイオリン独奏のほかに、ドップラーの「アンダンテとロンド」というフルート2本とピアノの曲でピアノを弾く予定でしたが、フルートを吹くはずだった農民オケのT氏が体調を崩してドタキャンとなり、代わりに突然プーランクの「木管とピアノのための6重奏曲」のピアノの譜めくり!をすることになりました。もちろんこの曲のピアノは、私に弾けるようなレベルではありません。この曲のピアニストは今年のKitaraでの新人演奏会で札幌交響楽団とリストの協奏曲を演奏した星洋樹君でした。同じく札響と競演したフルートの川本咲さんも、今回一緒に参加してくれました。お二人は道教大の2年生と3年生です。道教大から参加してくれたメンバー5名は皆名手ぞろいで、このコンサートは入場無料なのに、お客さんもパラパラでちょっともったいなかったです。もう少し宣伝も考えなくてはいけません。でも、皆で楽しく演奏して、打ち上げも皆で楽しみましたので、これはこれで満足です。とても良い雰囲気の若い音楽仲間に恵まれて有難いことです。

プログラム (写真は、デジカメのズーム機能が壊れてしまったので、あまり映りがよくなくいことご容赦ください)
1.ミヨー「コレットによる組曲」
Ob.根本千香子、Cl.大久保陽子、Fg.渡邉愛梨イメージ 1
道教大デンマーク公演参加トリオ
 
2.久石譲「千と千尋の神隠し」メドレー他
Vn.齊藤千景、矢島芽依、Va.川原信太、Vc.原山志穂
 
3.ピアソラ「リベルタンゴ」
Vn.登坂唯香、齊藤千景、Va.川原信太、Vc.大熊伸佳
酪農学園室内楽団2004創立メンバー、登坂さんは東京から参加です。
 
4.ウェーバー「クラリネット五重奏曲」
Cl.大久保陽子、Vnイメージ 6.後明里沙子、金田勇、Va.川原信太、Vc.村上朋広
クラリネットは相当な名人でなければ吹けない曲です。デンマークにはTp.で参加した金田教授ですがVn.に転向して日が浅いのに、難しいパッセージも頑張っていました。

写真はリハーサル風景
 

5.プーランク「六重奏曲」
Fl.川本咲、Ob.根本千香子、Cl.大久保陽イメージ 5子、Fg.渡邉愛梨、Hr.助乗慎一、Pf.星洋樹
名人揃いで、難曲を難なくこなしていました。私も譜めくりを、何とかこなしました。
 









6.アイルランド民謡「The Blarney Plilgrim」他
Vn. 川原信太(Va.)、齊藤千景、Rec.板原可苗(Cb.)イメージ 7Gui.砂川泰未(Va.)Perc.茂垣匠(Cb.)、角田惣一郎(Vn.)
こういうフィドル系も楽しいですね。括弧内は全体曲での担当楽器ですが、皆いろいろな楽器をこなして頼もしいです。幼児2名を連れて参加した齊藤さんも、元々Va.弾きだったとのこと。
 



7.宮下浩二「マル・マル・モリ・モリ」、桑原正巳「アルゴリズム行進」
Vn.矢島芽依、塚原裕貴、Va.白石雄太、砂川泰未、Vc.原山志穂、Pf.板原可苗
演奏は、酪農学園大室内楽団の1・2年生です。TVドラマ「まるものおきて」とE
-tv「ピタゴラスイッチ」で子どもたちに大人気の踊り付きの曲を、酪農大の学生友人の皆さんと教育大から参加の皆さんで楽しくやりました。
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8.ヴォーン=ウィリアムズ「揚げひばり」、山田耕筰・牧野時夫編曲「ペチカ」
Vn.独奏:牧野時夫、Vn.井坂有美子、久保田睦、長尾賢ほか、
「揚げひばり」は弦楽合奏と木管5重奏(Fl.,Ob.,Cl.,Fg.,Hr.)+トライアングルという小編成オーケストラと独奏ヴァイオリンのための曲で、冒頭、中間部、ラストの3箇所に雲雀(ひばり)のさえずりを模したちょっと東洋的な雰囲気もするカデンツァがあり、全体で15分ほどの美しい曲。ペチカは以前に独奏ヴァイオリンと弦楽合奏のためにアレンジしてあったものに、今回管楽器5部を加えて再アレンジ。指揮者なしで、練習回数も少なかったので、本番ちょっと危ないところもありましたが、何とか乗り切りました。
 
アンコールにAKB48の「桜の栞」を演奏して、終了。
 
打ち上げは、会場近くの「つぼ八」で。私は、来年の農民オケ花巻演奏会に皆さんで行きましょうとお誘いさせていただきました。花巻のホールは、今から80数年前に宮沢賢治が農民オーケストラを作ろうとして農家を集めて合奏練習をした場所の跡地に建っています。また、来月3・11に震災をきっかけに花巻に誕生した金星少年少女オーケストラ(もちろん、セロ弾きのゴーシュの金星合奏団から名前をいただいています)の第1回演奏会にも、農民オケメンバー5名(今回のクロサワキネン演奏会にも出演した5名です)で参加することになりました。

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