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詳しく書けず、申し訳ございません

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ブログの更新が滞っておりますが、この間も色々なことがありました。イベントに来客、農作業に追われ、報告する時間がございません。

一番の悩みは、パソコンデータの復旧に四苦八苦していることです。未だにメールが元の状態に戻りません。皆様に、色々とご迷惑おかけしております。

農作業は、無心に頑張れます。もうすぐブドウの収穫期(ハウスはそろそろ)で一年で一番の農繁期に突入いたしますが、肝心の案内作成・発送の時間がありません。あせっております。

今後の主な予定
8/26~27 農民芸術学校世話人会(ドームハウス未来)
8/31~9/1 北大マルシェ(北大農学部前 両日とも10:00~16:00)
9/7 余市室内楽協会コンサート2013(余市町中央公民館 18:30開演 入場無料)

農民オケ20周年記念コンサート(2014.1.26)の準備が、遅れに遅れております。今は作曲中のオラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」の完成に向けて邁進中です。スコアは8割方できましたが、その後パート譜作成と、オケ総譜からピアノ伴奏へのリダクションも必要ですから、時間がありません。とはいえ、自分にとっては、作曲している時間が一番楽しいのです。独奏予定のサン=サンーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」の練習にも、そろそろ本腰入れたいところですが・・・

うーん、1ヶ月ほど時間を巻き戻したい ヽ(´Д`;)≡丿

北大マルシェ

農民芸術学校とのコラボレーションを目指して

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パソコンのクラッシュで、3週間ほど写真のアップをしていませんでしたが、やっとできるようになりましたので、久々にブログ記事を書きます。昨日9月4日は、北大で芸術文化論を教える堀田真紀子先生と、北海道教育大学釧路校で美術教育を教えるアーティストの富田俊明さんがえこふぁーむを訪問してくれました。
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ドームハウスは、アート表現にとって、とても魅力的な空間でもあり、その立地条件がすばらしいことに感激していただきました。堀田先生はドームハウス発明者のフラー博士のこともよく知っていました。堀田先生には、以前から何度も訪問していただいておりますが、
富田さんとは今回初めてお会いしました。北海道に来てまだ4年ということですが、デンマークのフォルケホイスコーレにも何度も訪れ、北欧のアーティストと協働で作品を作られたようです。
http://toshiakitomita.info/index-jp.html
農民芸術学校がフォルケホイスコーレの理念をモデルにしていることに関心を持っておられます。
宮沢賢治が教えた花巻農学校内に設置された岩手国民高等学校も、このフォルケホイスコーレをとりいれたもので、賢治はここで「農民芸術概論」を一般農家青年を対象に講義したのです。

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当園を一巡りしてドーム内でお話したあと、ランチは余市ワイナリー内のレストラン「エスペリオ」(昨年末はここでコンサートをやらせていただきました)でいただきました。現在、余市ではかなり大規模な観光ワイナリー「オチガビ」も建設中で、今年中には建物ができるようです。日本一美しいワイナリーがキャッチフレーズでコンサートホールのようなレストランができるようです。
http://www.occigabi.net/

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「エスペリオ」はオホーツクの興部(おこっぺ)村にあるノースプレインファームの経営するレストラン(旭川店に次ぎ2店舗目)で、メニューは地元余市の野菜・魚介類と、ノースプレインファーム農場産の乳製品や肉製品を使ったイタリアン、ピザは大きな煉瓦の窯で焼いています。ランチは、手作りパン、サラダ、スープ、ドリンク食べ放題です。

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ランチのあと、突然でしたが、うちからすぐ近くにあるエコビレッジ余市ハル農園を、訪問しました。NPO北海道エコビレッジ推進プロジェクト代表の坂本純科さんに案内していただきました。
http://ecovillage.greenwebs.net/

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地元の農家に指導を仰ぎ、手入れの行き届いた果樹園です。
坂本さんはヨーロッパのエコビレッジを多数訪問していますが、堀田さんもアメリカのエコビレッジに詳しいです。お二人ともイギリスの有名なエコビレッジのフィンドホーン共同体にしばらく滞在して研修をしたことがあるそうですが、初対面でした。

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エコビレッジでは色々な建築計画があるようですが、とりあえず大型コンテナを改造しての宿泊棟を突貫工事で作っています。内部は木を多用して、かなり本格的な作りで。環境にやさしい持続可能な生き方を学ぶ教育的な施設としてのエコビレッジ(エコカレッジ)を志向して行くようです。えこふぁーむ・農民芸術学校とも連携できるようにしたいと考えています。

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固液分離方式の、簡易バイオトイレ。ヴァイオリンを弾く女性が描かれています。
エコロジカルな生き方にアート(芸術)は欠かせません。心に豊かさがあれば、人は必要以上のたくさんの物を欲しがりはしないからです。

余市室内楽協会コンサート 明日です!

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いよいよ明日です。

余市室内楽協会 コンサート2013
 
「バロックから古典へ」

日 時:2013年9月7日(土)、午後6時開場、午後
6時半開演
会 場:   余市町中央公民館大ホール
入場料:   無 料
曲 目: 
バッハ/トリオソナタ ト長調
(オーボエ:石田浩子、ヴァイオリン:牧野時夫、チェンバロ:古谷洋子)
テレマン/4声のヴァイオリンのための協奏曲
  テレマン/2本のホルン(コルノ・ダ・カッチャ)の
ための協奏曲
    (第1ホルン~ポストホルン:嶋田 宏、第2ホ
ルン:笠 小春)
テレマン/フルートとリコーダーのための協奏曲
    (フルート:瀧谷まゆみ、リコーダー:嶋田 宏

  ヴィヴァルディ/「四季」より「夏」(ヴァイオリン
独奏:牧野時夫)
モーツァルト/交響曲 第25番 ト短調  
主 催:  余市室内楽協会
後 援:  余市町教育委員会、余市文化協会、北海道新
聞余市支局
問合せ先: 0135-22-7431(牧野)

農産物のご案内

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えこふぁーむ・にゅーすメール購読者宛てのメール転載です。
とにかく時間がなく、パソコン復旧できず、HP更新できない状況が続いています。
 
えこふぁーむ 牧野です 

 皆様 いかがお過ごしでしょうか。そろそろブドウの季節がやって参りました。
 8月中旬にパソコンがクラッシュしてしまい、バックアップをオンラインでとってあったのですが、復旧に手間取り、メー ルア ドレ ス帳も数日前にやっととり戻したばかりです。

 月刊「えこふぁーむ・にゅーす」の発行も、このところずっと3~4か月おきになってしまっているのですが、まだ5月号 以来 の新 たな号を作成する時間がとれません。農作業と音楽活動に忙殺され、パソコンに向かってもメールとHP(最近はブログの更新も滞 り、もっぱらフェイスブックです)を読んで返信・コメントするのがやっと(というか、それも十分できていない)の状態で す。 非礼 をお許しください。

 いくつもの演奏会(11月に4つ、12月に2つ、1月に1つ、2月に2つ)の準備を同時にしていますが、選曲はもちろ ん作 曲・ 編曲までしなければならないものもいくつかあり、独奏、コンサートマスター、指揮など責任重大なものばかりなので大変です。
 中でも、北海道農民管弦楽団創立20周年記念演奏会(2013年1月26日 札幌コンサートホールKitara)で発 表す る自 作品 オラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」の楽譜作成にかなりの時間を費やしています(1日10時間以上かけた時も何日かありま した)。混声合唱に、和太鼓など様々な打楽器やハープも加わった3管編成の大オーケストラ、パイプオルガンまで入れた壮 大な 作品 となりました。ぜひ、聴きに来ていただければと思います。
 今回はプロの指揮者や合唱団も依頼するので、何かとお金も必要なのですが、北海道農民管弦楽団後援会 郵便振替口座  02760-7-54301 への入会をお願いしているところです。
1口2000円で賛助会員、5口で協賛会員としてパンフレットにお名前を記載させていただきますので、どうぞよろしくお 願い いた します。

 そんなわけで、にゅーすの発行は後回しで、今回は農産物のご案内のみで失礼いたします。ぶどうはもう収穫期に入りまし た が、今 年はできがよいようです。りんごはまだで、10月に入ってからの発送になります。

 
えこふぁー む産  無 農薬ぶどう・野菜等 注文書 2013年版 
郵便、FAXE-mailの いず れかで、お早めにご注文ください。品物ができ次第順次発送し、発送完了後に請求書と振替用紙をお送りします。発送日・時間など指定があれ ば備考欄にお書きください。送料は、別途実費を請求させていただきます。4kgクール料金で、道内570円、関東1100円、関 西 1250円です。ジャム(Ja~Jc)は、イモ、カボチャ、カラフル野菜BOXと一緒にご注文いただいた場合のみ発送できます(3本 ま で)。
ぶどう狩りにも、ぜひお越しください。大人800円、 小学 生以 下500円で食べ放題です。
 
注文記号
 内 容
内容量
価 格

AL

各種ぶどう詰合せスペシャル

4 kg

3300 円

BL

各種ぶどう詰合せ

4 kg

2800 円

BS

同  

2 kg

1500 円

CL

ぶどうキャンベル

4 kg

2200 円

Ka

りんごMLサイズ

20個

3300 円

Kb

りんごSサイズ

24個

2800 円

ぶどう2kg りんご10個 詰合わせ

 

3500 円

La

ジャガイモ(男爵)

12 kg

2400 円

Lb

同   (キタアカリ)

2400 円

Lc

同   (メイクイーン)

2600 円

LX

同   (3品種詰合せ)

2600 円

カボチャ(こふき他詰合わせ)  

10 kg

2000 円

Na

ジャガイモ(男爵)&カボチャ

12 kg

2700 円

Nb

同    (キ タアカリ)&カボチャ

2700 円

カラフル野菜 BOX

 

3000 円

Ja

ジャム  (イチゴ&ハスカップ)

140g

500 円

Jb

同    (カシス)

600 円

Jc

同    (ラズベリー)

600 円

JX

同 (ルバーブ、ハスカップ、イチゴ& ハス カップ、カシス、ラズベリー各1本)

化粧箱入り

3300 円

ご依頼主

千の音色でつなぐ絆コンサートinおたる

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 本年1月28日に奇跡の一本松のある陸前高田市で演奏させていただいた、一本松の描かれたヴァイオリンを、今度は11月1日(金)に小樽マリンホールで演奏させていただくことになりました。フルート瀧谷まゆみさん、ピアノ安河内真樹さんと私での
Trio M 'amore(トリオ・マモーレ)+小樽管弦楽団ボスの清水三佐子さんのヴァイオリンの4名での演奏です。Trio M 'amoreでは、11月15日に中富良野町東中(ひがしなか)中学校、11月20日に赤井川村都小学校でも演奏いたします。
 11月は、余市室内楽協会(11月23日余市町文化発表会)、小樽管弦楽団(12月1日小樽市民会館50周年記念第九公演)、北海道農民管弦楽団(2014年1月26日創立20周年記念Kitara公演)の練習が平行してあり、今回は3つともコンサートマスターを務めることになり、さらにヴァイオリンの独奏曲もあるという殺人的スケジュール(泣) 土日は午後も夜もびっしり練習または本番が入り、余市~小樽~札幌を車で行ったり来たりしなければなりません。
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東日本大震災から2年6ヶ月、未だに進まぬ復興。被災された方々の心情は複雑な思いで毎日を過ごしておられることと思います。今回ヴアイオリンドクター中澤宗幸氏が被災地で生まれ育った木材でヴアイオリンを製作し賛同する仲間達が、「命をつなぐ木魂(こだま)の会を作り、国内1,000人のヴアイオリニストの皆さんでリレーし、その楽器の演奏を通じて被災された方を励まし、亡くなられた方々に鎮魂の祈りを捧げ、この震災でおきたことを風化させずに世代を超えて語り繋いでいくことを目的としております。縁あって小樽でも開催することになりましたので、収益金の中から義援金として被災地の方へ「命をつなぐ木魂(こだま)の会」を通じて送らせていただきます。 
皆様のご協力をお願いしたいと思います。
◆日時:平成25年11月1日(金) 午後5時30分開場 午後6時開演
◆場所:小樽市民センター(マリンホール)
◆チケット2,000円(全席自由)チケットは全て前売り券のみとなっています。
もうかなり売れているようですので、早めに完売になるかもしれません。チケット欲しい方は、当方までメールにてお知らせください。
◆主催:『千の音色でつなぐ絆』inおたる実行委員会
◆チケット販売:マリンホール受付 
◆お問い合せ:小樽市準倫理法人会事務局 
電話0134-51-2222 FAX:0134-51-2223または小原輝一090-9759-4286まで

事故続きのJR北海道に思う

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忙しいのと、パソコンが不調なのとで、なかなかブログに記事を書くことができないけれど、今日は雨なのでちょっと昨日Facebookに書いた自分の思いについて、ここにも掲載したい。

私は、農閑期にJRで除雪のアルバイトをしていることもあり、連日のJR北海道のニュースはとても気になっていた。事故の根本原因について、TVやラジオ、新聞などでも色々なコメントをきいたが、どうもピンと来ない。人口密度が希薄=広大で気象条件も過酷な北海道で、鉄道を維持管理することは大変なことで、国鉄からのJR移行分割によって一番割を食うことになったのは、北海道だったのだろう。電電公社が民営化されて新しい電話会社も誕生し、競争によりサービスが向上したのとは訳が違うのであり、何のための分割だったのか。分割によって、北海道の技術が遅れをとってしまったという面があることは否めないのではないか。以下が、昨日FBに書いた記事。

出るわ出るわJR北海道の相次ぐ事故・不祥事。利用者の不満は爆発寸前であるが、死傷者の出る大事故に至っていないことだけが、不幸中の幸いである。合理化=人減らしが、招いた結果であることは間違いない。特急のスピードダウンを決めたことは、正しい見識であろうと思う。

経済一辺倒、合理化の行き着く先は、人間性の否定でしかない。人間というものは、決して合理的なものではないし、無駄なように見えることが、実は必要なことなのである。必要のない人間などいないし、リストラ=人減らしという意味に使われていることは、実に嘆かわしい。農業の世界も、まったく同様。コストダウン、大規模化が招くのは、まともな食べ物とは言えないような工業的な商品としての農産物であり、農地の環境破壊と農薬漬けの不健康な食品の蔓延。一見、非合理的に見える有機農業の世界にこそ、持続可能で豊かな世界がある。

国鉄がJRになり分割されて、良くなった点もあるのだろうが、悪くなったことの方が実に多い。北海道では、多くの路線が廃線になり、自家用車の運転ができない交通弱者にとっては生きづらい世の中となり、過疎化と札幌一極集中が進んだ。競争とか合理化ということ自体は、決して悪いことではないのだが、それが最高目的となってはいけないのである。基本的には、共生や相互扶助ということこそが、自然の摂理の中心であって、人間が人間らしく生きるためにもっとも大切にすべきことである。

ぶどう収穫ボランティア大募集!

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10月12日(土)~14日(月・祝)
3日間で、えこふぁーむのキャンベル種ブドウを一気にもいで、ジュース工場に運びます(雨天決行、ハウスブドウも収穫します)。昼食は、えこふぁーむの野菜をたっぷり使ったカレーを、用意いたします。朝は、8時半からスタートして、夕方5時くらいまでですが、部分参加も歓迎です。子どもやお年寄りでも可能な作業です。作業のお礼は、果物や野菜の現物支給でいたします。参加していただける方は、食事等の準備の都合がありますので、当方までメール(HPからワンクリックでできます)、または電話(0135-22-7431)にてご連絡ください。

とにかく忙しくて、パソコンのデータの復旧が未だにできず、HPの更新ができませんので、当面ブログとフェイスブックで発信させていただきますので、よろしくお願いいたします。


「えこふぁーむ ぶどう大収穫祭」

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10月12日(土)~14日(月・祝)
収穫ボランティア大募集中! まだちょっと人手が足りません。

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 3日間で、えこふぁーむのキャンベル種ブドウを一気にもいで、ジュース工場に運びます(雨天決行、ハウスブドウも収穫します)。
昼食は、えこふぁーむの野菜をたっぷり使ったカレーを、用意いたします。
(右の写真は、昨年のお昼の様子=納屋2階)



朝は、8時半スタート、夕方5時くらいまでですが、部分参加も歓迎です。自家用車で来られない方は、余市駅までJRまたはバスで来て下されば、お迎えにあがります。到着時間をお知らせください。

子どもやお年寄りでも可能な作業です。初めての方も、どうぞ気軽にご参加ください。作業のお礼は、果物や野菜の現物支給でいたします。ご参加いただける方は、食事等の準備の都合がありますので、当方までメール、電話(0135-22-7431)にてご連絡ください。


ぶどう大収穫祭2013

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10月12~14日まで、延べ大人33名、子ども11名(乳児含む)が来訪し、ジュース用のぶどうキャンベルの収穫をお手伝いしてくださいました。収穫量は、過去最高の4tonあまり。品質も今までにないくらい良いです。ジュースのできが楽しみです。

イメージ 1一日目、午前中の休憩時間、写ってるのはオーケストラの仲間ばかり、嶋田一家、高嶋一家、越智さん、寺崎さん、久保田さん、佐藤さん、小泉さん。この後、大学教授夫妻の藤原さんと、横浜のM井さん一家が参戦。どちらも「えこふぁーむ維持会員」になって下さっています。いつも自転車で野菜や果物を買いに来る田山さんも、少しだけお手伝いくださいました。

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一日目は、あいにく雨が降ったりやんだりでしたが、ハウスの中を中心に収穫しました。

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あいにく雨模様でしたが、子どもたちは、キクイモで小さなお家(チセ)を作って遊びました。しまだゆう君、たかしまのぞむ君、お家の中に、あんじゅちゃんと、たかしまゆかちゃんが、います。私も、お呼ばれしてお邪魔しました。
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横浜から来てくださったM井さん一家。あいにくの天気ではありましたが、北海道の景色に感動、ここで虹を見ました。日本海も見えました。ドームハウスについて少々説明をしました。「未来君、ありがとう。」

夜は、この「ドームハウス未来」で、ピアノの安河内真樹さんと、11月1日小樽マリンホールのコンサートでやる朗読BGMの練習をしました。青坂章子さんの朗読CDのスイッチを妻に操作してもらいました。真樹さんの提案で10曲中1曲を変更。バッハの「G線上のアリア」からグルック「オルフェオのメロディー」にしました。詩の内容にぴったりになりました。

一日目は、小樽管弦楽団の皆さん(指揮者の嶋田氏以下大勢)がお手伝いに来てくださいましたが、二日目はその小樽オケの練習日(12/1小樽市民会館で第九)。私はコンマスですが、お休みさせていただきました。でも、収穫祭でヴァイオリンとピアノも、弾きました。しかし、ヴァイオリンもピアノも、主役は私ではありません。イメージ 8二日目も、雨が降ったり止んだりの天気でしたが、将来が楽しみな小さな大音楽家を向かえてドームハウスでリサイタルコンサートをやりました。

午前中の休憩タイム。ここ数年お手伝いに来てくださっている北広島の大島さん一家と、昔から来てくださっている長田さんとご友人(幼馴染)の森下さん、昨年末に札幌に単身赴任したばかりの若江谷さん(3名とも名古屋出身)。この後、農民オケ事務局長の助乗さんと、室蘭から佐藤さん一家(助乗さんが立ち上げた「どさんこ青少年オーケストラ」にも参加)が来てくれました。
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納屋の2階で昼食のカレーをいただいた後、ドームハウスに移動してコンサートタイム。小学2年生で、室蘭Jrオケ(お父さんは転勤族)に入っている佐藤直孝君、まずヴァイオリンより得意というピアノを披露してくれました。

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足を伸ばしてペダルに届くかどうかという体で、ドビュッシーの「子供の領分」から「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」を暗譜で完璧に弾いてくれました。この年齢(7歳?)で、この難しい曲を弾くとは、びっくりです。私もドビュッシーが大好きで、中高生の頃によく練習していたのですが、こんなに上手に弾けませんでした・・・

イメージ 2次はバッハのドッペルコンチェルトを私と。まだヴァイオリンを始めて1年半とのことですが、ハイポジションの音程もリズムもばっちり、ヴィブラートも上手です。すばらしい音楽的センスです。将来が楽しみです。

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最後に、ソロでタイスの瞑想曲を弾いてもらいました。譜面台立ってますが、暗譜です。私のピアノ伴奏も、何とか暗譜でほぼちゃんと弾きました。直孝君の邪魔をしてはいけないのですが、指で覚えている曲ではないので、頭に入っている音を瞬時に楽譜に変換しながら相当な集中力で弾きましたよ。
 直孝君、音程が良いですね。1年半でここまで弾けるなんて、本当にすごいです。皆さん、じっと聴き入ってました。

イメージ 15午後の休憩タイム。助乗さんと、室蘭の佐藤さん一家が加わりました。佐藤家のお父さんはトロンボーン、お母さんはクラリネットを吹くそうです。長田さんも昔ヴァイオリンをやっていたそうで、長男は本州の大学に通っていますが、札幌西高オケ時代にはコンマスをやっていました。次男は今春北大農学部に入学したそうで、私の後輩になりました。

午後は、農民オケ岩見沢公演でもお世話になったNPO法人ファミリーサポート聖十字広場(赤ちゃんからお年寄りまでの集いの場)のスタッフの皆さん16名が、ぶどう狩りにも来て下さいました。こちらは、お手伝いではなく、食べ放題とお土産お持ち帰りの収穫。
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3日目は前日までとうって変わり、朝は気持ちの良い快晴でした。


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近所から歩きと自転車で来てくれた、田山さんと小学1年生のゆめちゃんです。ゆめちゃん、大人に負けないくらい仕事してました。

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お昼のカレー(+カボチャ、トマト、ブドウ)の後で記念撮影。農民オケにも参加してくれている音楽仲間、ヴァイオリンの久保田さん、井坂さん、金子さん、コントラバスの石橋さん夫妻、オーボエの石田さん、そして野菜や果物を買いに来てくれる田山さん親子と、積丹町で小学校の先生をしている四ヶ浦さん。おさんどん係りの妻。

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午後の休憩時間あたり、今年も小樽管弦楽団のボス清水さんが、ご主人とお孫さんも連れて来てくれました。

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石橋さん夫妻は、すべて自分たちで管理しているワインブ
ドウの収穫作業で一日かかりました。
無農薬ですばらしいワイン用のぶどう(ヤマブドウ交配種)が100kgくらい採れました。仕込みが大変ですね。イメージ 4





3時半頃、札幌組の帰宅と入れ替わり、ニセコで自然農園をやっている(江別にも自宅がありウェブ関係の仕事をされている)金井夫妻が来てくれました。ドームハウス初体験なので、ニセコの立派なログハウスにグランドピアノを置いて札幌までピアノのレッスンに通っている金井博子さんに一曲弾いていただきました。

今レッスン中だという、ショパンのエチュードから「別れの曲」でした。長靴&作業つなぎでの演奏、なかなか素敵でした。

イメージ 113日間で、全部収穫しきれませんでしたが、翌日も午後から久保田さん、佐藤華奈子さん、清水三佐子さんの3名がお手伝いに来てくれ、ジュース用のブドウ収穫完了。イモ掘りもついでにやりました。そして翌日は一人で、畑に置いたままだったブドウのコンテナ集めと計量。川の向こうにもブドウ畑があります。朽ちかかった木の橋しかないので、かなり危なっかしいのですが、慎重に渡りました

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台風が来るということでまた雨になりそうなので、露地のぶどうは、全部家のガレージに入れました。露地ぶどうは、全部で1800KG、ハウスぶどうは2200KG、合わせて4ton突破しました。今までで一番の収穫。少なめだった昨年の5割増しです。
 これを全部ジュースに加工してもらい、自分で売ります。頑張って売らないと、農地やトラクターの借金返せません。その前にジュースの加工賃をどうやって工面したらよいか。ジュースが売れる前に払わないといけないので・・



有機農業講座が札幌であります!

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10月28日(月)、果樹の有機栽培についてのイメージ 1お話を札幌でいたします。平日日中なので参加しにくいと思いますが、お時間のゆるす方はぜひおいでください。申込み期限を過ぎていますが、お急ぎ申込みいただければ間に合うと思います。

うちで収穫した無農薬のぶどう・りんごも、少々持参する予定です。


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農民オーケストラと一緒に歌いませんか?

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来年1月26日(土)北海道農民管弦楽団20周年記念演奏会で共演してくださる合唱団員を、緊急募集しています。曲の難易度は多少高め(笑)ですが、世界最高峰のホールと言われている札幌コンサートホールKitaraで、オーケストラとの世界初演に参加できるチャンスです! 合唱関係のご友人がおりましたら、お知らせ願えれば幸いです。
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戦争のできる国にしてはならない!

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世界には(日本にも)、戦争をしたがっている人間が少なからずいます。その多くは、自分が戦争に行って戦うつもりのない人間です。間違いなくそう考えているいるのが、兵器産業=死の商人たちです。アメリカなどは、もう戦争なしには産業界が成り立たないくらいですが、日本にもかなりの兵器産業があります。原発に関わっている企業のほとんどが、同時に軍需産業でもある(筆頭は三菱重工業)のは、決して偶然ではありません。
 未だに、原発が電気のために必要だと思っているおばかさんがいたら、早く目を覚まさなくてはね。この狭い日本中に50基以上もあった原発が全部止まったけど、ずいぶん電気余ってるみたいですよ。たかが電気を作るために、こんな危険なものが必要なわけはなかったのです。化石燃料にたよるわけにはいかないからとか、地球温暖化防止だとか、そんな理由も全く嘘っぱちだったってことに、早く気づかねばなりません。安全神話に必要神話、ウソをつくためには、ウソで塗り固める必要があるわけで、世の中の常識、嘘ばかりです。

 集団的自衛権とか言っていますが、要するに日本国憲法の戦争放棄という理念に真っ向から逆らって、戦争できる国にしようということです。攻撃こそ最大の自衛というわけで、歴史上どんな戦争も、自衛を名目に始まっています。日中戦争も、満鉄の爆破という関東軍による自作自演で始まったわけですし、アメリカによるアフガニスタン攻撃のきっかけとなった9.11も、自作自演(やらせ?)という説を否定することができません。ブッシュ家が元々ビンラディン家と通じていたことは周知の事実ですし、アルカイダはCIAが育てたようなもの。オサマ・ビンラディンの居所が分からなかったというのも怪しい話で、オバマ政権になってから殺害されたのも、さもありなんというところ。イラク戦争のきっかけとなった大量破壊兵器の所持に関しては、全くのでっちあげだったことが明らかになっています。太平洋戦争のきっかけとなった真珠湾攻撃も、ルーズベルトは事前に察知していたという有力な説があります。

 戦争をやりたい連中にとっては、理由なんか何でもよいのです。敵意をあおり、民衆の不満を外に向けさせさえすればよいのです。冷血な彼らは、そのためなら、どんなことでもします。我々は、そんな手に乗って、戦場に駆り出されるわけにはいかないのです。人も住んでない絶海の孤島なんかを、これはうちのものだとか、お前のものじゃないとか言って取り合うのは、戦争大好き人間にとって、格好な材料になるのでしょう。万が一そんなことで戦争が起こるとしたら、本当にばかげています。戦争というものは、殺し合い以外の何物でもなく、そのような悲惨さから生まれるものは憎しみと絶望のみであって、間違った手段によって、何一つ善き物など生み出されることはありません。

 今のところ幸いにして、そういう連中の好き勝手にははさせないぞと、我々が声を上げることもできます。ところが、今国会に提出されている「特定秘密保護法案」などというものが成立すれば、我々が戦争に反対の声を上げることさえ許されなくなってしまいます。戦前の暗黒時代を招いた治安維持法に、勝るとも劣らぬ天下の悪法です。こんな法律を、絶対に成立させてはなりません。自民党の改憲案も、全くとんでもない内容であり、戦前の大日本帝国憲法にも勝る国家主義に貫かれており、国家が国民を規制して勝手なことを許さないという中身です。現在の日本国憲法は、国民が国家の暴走を許さないためにあるわけで、これは180度の転換であって、改正などと呼べるようなものではありません。

奇跡の一本松

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今年1月に北海道農民管弦楽団の陸前高田市での小学校音楽教室にて演奏させていただいた、東日本大震災による津波の瓦礫流木から作られたヴァイオリン(陸前高田の奇跡の一本松が描かれている)を、再び小樽で演奏いたします。「希望の木」という「奇跡の一本松」が主人公の物語の朗読に、一本松が描かれたヴァイオリンでBGMをつけるのが、一番の聴き所です。
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東日本大震災被災地復興支援コンサート「千の音色でつなぐ絆inおたる」

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昨日(11月1日)、小樽マリンホールでコンサートを行いました。舞台奥と両袖に飾られたのは、4ヶ月かけて小樽の人たちによって作成された、3万羽の折鶴。この後、東北に実際に送られるそうです。コンサートに先立ち、「一本松を語る~災い転じて福となす」と題して、全国でこのコンサート(陸前高田の津波で瓦礫となった流木から作られたヴァイオリンを千人のヴァイオリニストで演奏するという企画)を主催している「命をつなぐ木魂(こだま)の会」会長の又川俊三氏の映像を交えた講演。あの3.11の息を呑む映像や、未だ復興にほど遠い被災地の状況も映し出されました。このコンサートには、世界中の有名無名のヴァイオリニストが関わり、ヴァイオリンは今までに3台作られて1台は世界中をまわっており、昨年新たに作られたヴィオラの第一奏者は皇太子、完成したばかりで3日前に始めて演奏されたチェロの第一奏者はあのヨーヨー・マです。
休憩をはさんで、我々トリオ・マモーレ(Trio M'amore~Flute:瀧谷まゆみ、Violin:牧野時夫、Piano:安河内真樹)と、小樽管弦楽団の清水三佐子さん(199人目の震災ヴァイオリン奏者、私はすでに1月陸前高田でこの楽器を演奏しているので、新たな奏者としてお願いしました)によるコンサート、そして青坂章子さんによる「希望の木」(新井満作)の朗読(私のヴァイオリンと安河内さんのピアノによるBGM)でした。
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プログラムは以下の通り
室内楽前半
1.わが心の想ひ(メンデルスゾーン作曲) 演奏:トリオ・マモーレ
2.日本の四季メドレー(山口景子・牧野時夫編曲) トリオ・マモーレ+清水三佐子
3.浜辺の歌(成田為三作曲・玉木宏樹編曲) Vn:牧野時夫、清水三佐子、Pf::安河内真樹

朗読BGM  朗読:青坂章子、Vn:牧野時夫、Pf:安河内真樹
1.ジムノベディ第1番(サティ作曲)より
2.ノクターン遺作(ショパン作曲、ミルシティン編曲)より
3.カンタータ「土の歌」から「天地の怒り」(佐藤眞作曲)より
4.カンタータ「土の歌」から「死の灰」(佐藤眞作曲)より
5.「オルフェオのメロディー」(グルック作曲)
6.「トロイメライ」(シューマン作曲)
7.「悲愴ソナタ」第1楽章より(ベートーヴェン作曲、牧野時夫編)
8.「ヴォカリーズ」より(ラフマニノフ作曲、牧野時夫編)
9.「少年時代」(井上陽水作曲)
10.「めぐり逢い」(アンドレ・ギャニョン作曲)

室内楽後半
4.タイスの瞑想曲(マスネ作曲) Vn:牧野時夫、Pf:安河内真樹
5.リベルタンゴ(ピアソラ作曲、山口景子編曲) トリオ・マモーレ
6.「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(チャイコフスキー作曲、嶋村順子編曲) トリオ・マモーレ
アンコール 東日本大震災復興支援歌「花は咲く」  トリオ・マモーレ
同      阪神大震災復興支援歌「しあわせ運べるように」 同+小樽倫理法人会・会場の皆さん(歌)

朗読のBGMは、涙なしには読めない劇的な内容の物語の場面場面にぴイメージ 2ったりの音楽を選び、語りと長さを合わせるためアレンジするのに最後まで試行錯誤でしたが、本番は実にうまく行ったと思います。あちこちからすすり泣きがもれて、もちろん朗読の青坂さんの力もあるのですが、こんなにお客さんを泣かせたコンサートは初めてでした。「タイスの瞑想曲」に入っても、すすり泣きはやみませんでした。その後のリベルタンゴ、花のワルツで、またお客さんは元気になってくれたようです。でも、またアンコールの「花は咲く」も泣いている人がいたようです。2曲のアンコールの間に、小樽・後志地域から衆議院議院に当選したばかりの余市町出身の中村裕之氏が登壇挨拶して握手を求められ(私が余市町連合PTA会長を務めていたとき、彼は北海道連合会PTA会長でした。)、自民党ばりばりの議員ですが、私が3.11直後に反原発運動を始めたことに触れてくれたことにはちょっと驚きました。
最後のアンコールは、この演奏会を主催した倫理法人会のスタッフ全員がステージに上がり、手話を交えて歌を一緒に歌い、本当に感動的なコンサートでした。練りに練られた企画が、よかったのだと思います。スタッフの皆様に感謝します。
 震災バイオリンと東北地方の現状についての映像を交えての講演の後で、奇跡の一本松が描かれ、その一部が魂柱に使われているヴァイオリンで、「一本松」が主人公の感動的な物語に音楽をつけたことで、本当に一本松の魂が音に乗り移ったような気がしました。
コンサートの後で、びっくりするくらい義捐金が集まり、これほど音楽に訴える力があると思ったこともありません。

演奏会が終わり、片付けをしたらもう9時を過ぎていましたが、トリオ・マモーレの3人でこのまま帰るのはもったいないねということで、余市に戻ってから○○八で打ち上げ。翌朝(今日)は朝から早起きして収穫作業をして小樽の無農薬野菜市に参加、軽トラックにティンパニと野菜とぶどうを満載して行きました。野菜市では、いつもより少し早く切り上げて、1時から札幌のちえりあでイメージ 3農民オケの第2回目の練習、サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」のヴァイオリン独奏を、初めてオケと合わせ練習をしました。他の曲は指揮をしましたが、サン=サーンスは指揮者なしで結構てこずりました.。でも、まあ初回としてはこんなものでしょう。練習の後は、農民オケ20周年記念コンサートについて北海道新聞折込ミニコミ「札歩路」(40万部発行)の取材でした。帰宅後は、軽トラックの荷台からティンパニ、譜面台や、野菜を入れていたコンテナやぶどうの空箱などを降ろして、明日使うデジタルピアノ、ピアノ椅子、キーボードアンプなどを積みました。
明日(11月3日)は、余市宇宙記念館で10時半から無料コンサート(板谷知子さんのピアノ伴奏でヴァイオリン独奏)、午後1時半から何と夜の9時まで、小樽市公会堂と市民会館で12月1日本番のベートーヴェン第九演奏会の練習(合唱初合わせ)です。明日も早起きして、コンサートの前にブドウ収穫と発送作業もやっちゃいます! 睡眠時間が、ちょっと足りないです・・・

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オラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」

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北海道農民管弦楽団20周年記念演奏会で初演予定の、オラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」の参考音源を、コンマスの野村聡氏が下記URLにアップしてくださいました。お聴きになりたい方はダウンロードして下さい(ダウンロード期限:11/8、14:54) 引き続き合唱団員を、大募集中です!!
https://www.filesend.to/filedn/infoindex.phtml?rp=7a10e23afc66977c1b6e22c4a02ce5c8

合唱はサウンドのみで歌詞は反映されておりません。
パーカッションも各楽器の音は正確に再現出来ておりませんので、あくまで曲のイメージをつかむための参考程度と考えて下さい。

今から80年以上前に、日本で最初の農民オーケストラを作ろうとした宮沢賢治の遺志を継ぐべく創立した北海道農民管弦楽団 も、創立20年目を迎えました。農民オケでは、これまでにも自作の作品の発表も何度か行い、本年は賢治のふるさと・花巻で、賢治作曲の「星め ぐりの歌」による幻想曲を発表いたしました。今回は、立派なパイプオルガンも備えたKitaraでの記念演奏会ということで、今までの2回の Kitara公演でも合唱団との共演をしていることから、合唱とオルガンとオーケストラが一体となる、賢治の詩による壮大なカンタータを書き たいという創作意欲が湧きました。誰よりも農民の幸せを願い、自らも農民であろうとして、その夢を思うようには果たせなかった賢治の祈りとい うべき作品を3つ選び題材としましたが、3曲目「雨ニモマケズ」は、書き残された手帳には、続いて法華経の文字曼荼羅が記されています。まさに祈りの言葉であって、西欧のキリスト教音楽ではありませんが、オラトリオ(聖譚曲)と名付けました。世界最高峰ともいわれるコンサートホールでの世界初演に、あなたも参加しませんか!

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農民オーケストラ創立20周年記念演奏会

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いよいよ来週18日より、札幌市内プレイガイドにてチケット発売です。Kitaraチケットセンターには、電話で注文をすれば、最寄のコンビニ(セブンイレブン)でチケットを受け取ることができます(1予約につき263円手数料かかります)。
引き続き、合唱団員を大募集中です。オラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」の音源は、新しい農民オケHPからリンクで聴くことができるようにしました(実際の演奏ではないので、あくまでも参考まで)
http://farmoke.web.fc2.com/member.html
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Trio M'amore 上富良野コンサートツアー

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11月15日、上富良野町自主企画芸術鑑賞事業、上富良野三愛塾40周年記念協賛事業として開催された、東中(ひがしなか)住民会主催の「東中ふれあいコンサート」(於:来春閉校になる東中中学校の体育館)で演奏して来ました。イメージ 35
コンサー
イメージ 11ト前日の14日、フルート瀧谷さんご主人の運転で、余市を昼過ぎに出発。道央自動車道と三笠の山道を通って、日没少し前に、富良野スキー場そばにある菓子工房「フラノデリス」寄りました。
生菓子も焼き菓子も、たくさんの種類があり、隣の喫茶コーナーで食べることができますイメージ 20

私はここのお菓子は初めてなので、看板商品のドゥーブルフロマージュを食べました。小樽土産の定番にもなっているルタオの同名の商品は、ここのレシピで作られているそうです。イメージ 36

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瀧谷さんご主人、余市にある道立中央水産試験場の研究員ですが、小さいお子さんがいるので年休をとって、運転手も務めてくれました。感謝。

東中住民会、上富良野三愛塾(酪農学園大学の初代学長樋浦誠先イメージ 37生が、当初大学を農家に開放する運動として始め、学長をやめてからは、逆に農村に出向いて勉強会を開く活動をしたものです)の両代表を務める高松克年さん(酪農学園大学出身の農家3代目)の自宅(大きな農場・牧場です)に泊まらせていただきました。奥さんの恵子さんが観葉植物やフラワーアレンジ、ドライフラワー、タペストリーなどを飾り、高松さんは趣味で道内作家を中心に版画や油彩などの絵をたくさん飾っています。

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宮沢賢治の詩をモティーフにした版画で有名な、函館の佐藤國男さんの「雨ニモマケズ」三部作もありました。セロを弾く賢治さんも描かれていますね。来年の農民オケの演奏会(2014.1.26. 札幌コンサートホールKitara)で、この詩に私が曲をつけたオラトリオ(聖譚曲)を演奏します。東北大震災で、再びこの詩が全国、いや全世界で脚光を浴びています。このような精神が今こそ世界に必要とされていると思います。
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「注文の多い料理店」もありました。「銀河鉄道の夜」も、別の壁に。

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右の絵は、アメリカの女流画家(名前失念)の農村風景ですが、この写真では全然分かりませんが、細かな線がすべてアルファベットの文字で文章になって書き込まれています。驚きの隠し絵です。
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イメージ 5二階にも、道内作家の作品や、高松さんの高校時代に友人が描いた芦別岳の絵などが飾られています。

高松さんも、高校生の時に美術部で絵を描いていたそうで
す。




イメージ 6屋根裏に収蔵している高松コレクションも見せてもらいました。ルオーやピカソなども何点もあります。掘り出しものがあると、連絡もらうそうです。右下のものはピカソ初期のエッチングで、まるイメージ 7でミレーの絵のように畑での農家の家族と馬が細かい描写で描かれています。

左は、高松牧場で出土した黒曜石の矢じりに、石の手斧などです。道内でこの場所でしかない握り拳のような切れ込みのある石も出土するようで、動物を獲るわなの重りに使ったという説もあるようですが、はっきり分かっていないそうです。
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夕食は、高松恵子さん(6年前から仲間の農家おかみさんでファームレストランもやっています)お得意の、ビビンバ風のっけごはんです。自宅で採れた野菜を何でも使って、それぞれ味付けしてあります。とても美味しく、楽しくいただきました。研修生など大勢いた時に思いついて始めた定番料理だそうです。現在は、170頭の酪農がメインですが、以前は稲作も野菜も有機栽培でやり、豚や羊、ヤギ、鶏なども飼う複合経営でほとんどのものを自給し、年間何百人もの研修生が訪れたこともあったそうです。

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中富良野の国道沿いにある新しい温泉「満華の湯」に行ったら臨時休業でしたので、上富良野の街中にある「フラヌイ温泉」に入りました。炭酸泉で加温しない30度ほどのぬるい湯船にも入ってみました。
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翌朝の朝ごはんは、恵子さんが焼いた食パン、手作りのベーコン(絶品です。野菜の汁に豚バラを何日も漬け込むそうです。)アンデスレッドのいもサラダ、牛乳はもちろん搾りたてのノンホモジナイズドです。ジャムも農場で採れたブルーベリーにプルーン。余り煮詰めず果実の食感を残したものでおいしかったです。
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朝少し農場を見学しました。土地はいくらでもあるので、大きな太陽発電設備を福島原発事故の後に作りました。自宅と牛舎の電気をまかないます。高松さんは、ずっと前から反原発運動もやっていて、広瀬隆さんも30年ほど前に講演に来てくれた時、この農場のプレハブ小屋に泊まり、ずっと書き物をしていたそうです。
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ホルスタイン170頭もいますが、現在の北海道では決して大きい規模ではありません。機械で搾乳しますし、現在はすぐ近くに住む長男に経営移譲して働いてくれているそうです。
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高松さんのこだわりで、百姓一徹牧場と名乗っています。




イメージ 15トラクターも大型のものが何台もあります。牧草地が広大なので、必須です。屋根付きの堆肥舎は、今は法律で義務付けられてもいますイメージ 16


恵子さんが、捨てられた犬を色々もらってきて、このアメリカンコッカスパニエルの他に、ダックスフントが何匹か(服を着てました)、コーギー、大型犬のバーニーズマウンテンドッグもいます。

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恵子さん管理の大きなハウス、巨峰を3年ほど前にたくさん植えたのですが、剪定の仕方がわからず、普及センターの職員にやってもらったそうですが、果樹専門の職員でないのでこれでいいのかどうかと見せてもらいました。まだちょっと枝が多すぎるので少々アドバイスしました。野菜のところは二重ハウスになっていて、これからまだ種まきするそうです。ホウレンソウも芽が出た状態でありました。

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朝10時から、東中(ひがしなか)中学校の音楽室でリハーサルをしました。コンサート会場の体育館では、午前中から地域の皆さんと中学生との交流のプログラムが、会食つきで行われていましたので、ここでやりました。

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こんなに広い音楽室のある立派な校舎で、五線の黒板の裏には楽器庫があり、マリンバやビブラホンなどたくさんの楽器がありました。それなのに、全校生徒たった5人(全員男でした)で来春閉校で上富良野は中学校1つだけになってしまうそうで、寂しいですね。農村地帯の過疎化には深刻なものがあります。農業が衰退したわけではありません。農業の合理化=大規模化=過疎化です。
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お昼は、高松恵子さんら5名のお母さんたちで経営している「あぜ道より道」というファームレストランでいただきました。超人気の店で、芸能人もいっぱい訪れるそうで、夏は開店時間にはずらーっと行列ができるそうです。右奥には貸しコテージもあり、その向こう側にはラベンダーで有名な冨田ファームの第2農場があります。
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ファームレストランの隣には「トワ・ルージュ」というスイーツのお店があり、こちらはこの周りの畑を所有する工藤さん(メロン農家)が帝国ホテルのパティシエを招いて始め、今娘さんもお店で働いています。

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野菜カレーにセットでつく野菜サラダ、これだけで相当なボリュームです。もちろんメンバーの畑で採れたもの以外は一切使いません。紫カリフラワー、赤ダイコン、煮大豆など、色々入っていて、トマト入りの自家製ドレッシングが美味です。冬にはソーメンカボチャが大活躍するそうです。
右の美人は、ピアニストの真樹さんと同じ大分出身で、昨年結婚して富良野に来たばかりという女性。同じ音楽専門の高校を卒業した後輩とのことで、今回ピアノの譜めくりをしていただきました。
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野菜カレー、素揚げのカボチャやピーマン、まるのままごろんと入ったタマネギやニンジン、ダイコン、オクラ、ササゲ、ルーにも色々な野菜が煮込まれていて、とてもおいしかったのですが、ボリュームに圧倒され、演奏直前でちょっと私でも食べきれず、折りをいただきました。向かいは工藤さん、40年続く上富良野三愛塾のメンバーでもあります。
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コンサートは13:10からでした。受付では「えこふぁーむ」のぶどう果汁も販売(3ケース完売!もっと持って行ってもよかったか・・笑)
プログラムは以下の通り
1.メンデルスゾーン「わが心の想い」
2.日本の四季メドレー(ふるさと、花、夏の思い出、赤とんぼ、雪)
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 3.ファリャ「スペイン舞曲」(ヴァイオリン独奏)
4.マスネ「タイスの瞑想曲」(ヴァイオリン独奏)

 5.モンティ「チャルダッシュ」
6.タファネル「パストラールとセケルゼッティーノ」(フルート独奏)
7.ジョプリン「ニューラグ」(ピアノ独奏)
8.ショパン「ノクターン遺作」(ヴァイオリン独奏)

 9.ロドリゲス「ラ・クンパルシータ」(ヴァイオリン独奏)
10.ピアソラ「リベルタンゴ」
11.宮沢賢治「星めぐりの歌」
12.チャイコフスキー「花のワルツ」
アンコール 菅野よう子「花は咲く」


20周年になる農民オーケストラで来年1月に宮沢賢治の詩に私が作った曲を演奏する話、今年1月には宮沢賢治が農民オーケストラを作ろうとした花巻と、震災で大きな被害を受けた陸前高田で、流木と奇跡の一本松の一部も使われてできたヴァイオリンを弾かせてもらった話もしました

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終了後、記念撮影安河内さんは、瀧谷さんちのあかりちゃんより10ヶ月上のさわちゃんをご主人の両親に預けてきたので、元気にしているかちょっと心配してました。
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お花のほかに、校長先生から生徒たちが学校の田んぼで作ったもち米でこしらえた赤飯をいただきました。北海道風の甘い隠元豆ではなく甘くない小豆入りでした。


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帰りに、トアルージュでお茶とケーキをいただきました。主催した富良野三愛塾の皆さんのほかに、名寄から聴きにきてくれた道北三愛塾の皆さんも一緒でした。
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私はここでもチーズケーキ(ブルーベリー入りラベンダー風味)をいただきました。洋ナシ丸ごと1個使ったケーキも魅力でした。


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パウンドケーキやクッキー、パイなんかの焼き菓子も色々あります。クリスマスグッズもあって楽しく買い物できます。
帰りは、三笠の山道をやめて滝川経由で帰りました。札幌で一端高速を降りて、ラーメン食べました(笑)。グルメの旅でもありました。

また明後日20日、赤井川村PTA連合会主催でトリオ・マモーレ+αでコンサートをします。

赤井川村連合PTA主催「音楽のチカラコンサート」

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11月20日(水)、赤井川村立都小学校にて、赤井川在イメージ 1住のピアニスト・音楽療法士である安河内真樹さんの「音楽が人間に与える影響について」の講演、そしてトリオ・マモーレのメンバーであるフルートの瀧谷まゆみさんと、ヴァイオリンの私、そしてどさんこ青少年オーケストラ協会を立ち上げたホルンの助乗慎一さん、ヤマハミュージックスクールのドラム講師の尾崎雅敏さん(妹さんはヴァイオリニストだそうです)の5名で、演奏しました。イメージ 2




会場は、人口1300人ほどの赤井川村に2つある小学校のうちの一つ、都小学校で、全校児童18名ですが、とても立派な校舎と大きな体育館があります。
村民の1割に当たる130人が聴きに来てくれました。
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村の主な産業は、農業と観光(キロロリゾートの他、ゴルフ場がいくつかあります)。 ソフトクリームで有名な山中牧場の子どもたちも通っています。真樹さんが、子どもたちにピアノを教えています。

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楽器体験コーナーで、色々な楽器も持ち寄りました。助乗さんは、楽器の構造を説明するため、フレンチホルンと同じ長さ約4mのゴムホース&ロート・マウスピースのホルン。瀧谷さんは一升瓶、ジンギスカンのタレ、ドリンク剤、サインペン、マーカーペンのふたを吹きました。私は、子ども用の16分の1から4分の3までのサイズのヴァイオリンを用意。尾崎さんは、YAMAHAの電子ドラムで演奏しましたが、スネアドラムとハイハットは本物を用意して構造を説明。
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助さん、本番でゴムホースホルン吹くの忘れました。私も、16分の1サイズの楽器で何か弾こうかと思いましたが、やめました。弓の毛をばらして、馬のしっぽであることを説明しました。

ピアノの調律は、いつものように小樽の下山さんが丁寧にやってくれました。リハーサルで音のバランスも聴いてもらいました。
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真樹さんは、オートハープで伴奏しながら「思い出のアルバム」を歌いました。小さな音ですが、ホスピス(末期患者病棟)のベッドで患者さんの耳元で演奏するのに丁度よい楽器とのこと。
群馬や大分のホスピスで使っていたそうです。
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終演後の記念撮影。真樹さんの一人娘さわちゃんも写ってます(笑)

プログラムは以下の通り
1.「風笛」(NHK連続テレビ小説「あすか」より) Fl.Vn.Pf.
2.講演 安河内真樹さん
3.楽器紹介&演奏
ヴァイオリン  モンティ「チャルダッシュ」
フルート    フォーレ「シチリアーノ」
ホルン     「宇宙戦艦ヤマト」
ピアノ     「銀河鉄道999」
   ドラム     「スイング・スイング・スイング
4.「世界に一つだけの花」 Fl.Vn.Hr.Pf.Dr.
5.楽器に触れてみようコーナー
6.ドップラー作曲「ノクターン」  Fl.Vn.Hr.Pf.
7.葉加瀬太郎「情熱大陸」 Fl.Vn.Hr.Pf.Dr.
アンコール 「Believe」 Fl.Vn.Hr.Pf.Dr.&会場の皆さん、子どもたち元気に歌ってくれました。

都小学校そばイメージ 9にある安河内さん自宅のログハウスで、都小学校PTA役員の皆さん主催による打ち上げを行いました。キッチンに立っているのは、まゆみさん。



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助乗さんと私の二人は、そのまま泊めていただくことにして、夜中にせっかくなのでちょっと遊ぼうと、ブラームスのホルントリオをやりましたが、ピアノが初見で難しかった(私と助乗さんは以前にマリンホールで演奏しました)ので、途中からモーツァルトに変えました。それから、自分は真樹さんに伴奏譜を渡してあったサン=サーンス「序奏とロンドカプリチオーソ」の初合わせ、ドボルザークの「ユーモレスク」も助さんのリクエストで弾いたような気が。ピアノでもラフマニノフの「鐘」を初見で弾いたような気がします。そういえば真樹さんに貸していたチェロで、Believeと白鳥も弾いたかもしれません。酔っ払って、半分夢うつつでしたので、はっきり覚えておりません。

翌日は、助乗さんを軽トラの助手席に乗せてえこふぁーむに帰宅。午前中は最後のブドウ収穫を一緒に手伝ってもらいました。助乗さんは棚にぶら下がっているブドウを見たりコンテナに入れたりして
るうちに、二日酔いがひどくなってました。昼は、町の食堂で農民オケの打ち合わせもやって、助乗氏を高速バスの停留所まで送り届け、その後何とか夕暮れまでに今期のぶどう収穫を何とか完了して工場にブドウを運び込みました。

小樽管弦楽団・市民合唱団による第九演奏会

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小樽市民会館50周年を記念して、小樽管弦楽団・市民合唱団による第九演奏会が、12月1日行われました。独唱者も小樽出身や小樽にゆかりのある道内在住者で、市民手作りの演奏会でした。指揮者もコンマス(私)も、本当は余市町民ですが(笑)
http://otaru-journal.com/2013/12/1201-2.php
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北海道の合唱界をリードする横山直樹先生の講評
http://pub.ne.jp/naomaruchan/?daily_id=20131203


全体打ち上げ(小樽市民会館)→管弦楽団打ち上げ(庄坊番屋)→管弦楽団二次会(乃利公)→JR最終で帰宅しました。
イメージ 1指揮者の嶋田氏あいさつ。ベートーヴェンの楽譜通りのテンポにこだわり演奏しました!
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オケ打ち上げ、一番打ち上げ参加率のよかったセカンドヴァイオリン。

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横浜に転居して4年目のクラリネットK氏、久々に定演に参加し、3回の練習で第九本番に臨みました。感涙にむせび、周囲はなぜか大笑いです。

富山に転居したフルートのWさんも、ピッコロで出演してくれました。
みんな小樽のオケの雰囲気が大好きなのですね。でも、ラッパや打楽器、コントラバスのメンバーが不足してます。エキストラなしに演奏会できるようになるといいのですが(練習の過程が重要なので)。





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