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農民オケ20周年記念演奏会の練習も佳境に入ってきました

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前売券好評発売中(一般1,500円、小中高生1,000円)です。札幌市内の方は、チラシに掲載のプレイガイドにて、お求めください。札幌圏以外の方は、Kitaraチケットセンターに電話(011-520-1234)で注文をすれば、最寄のコンビニ(セブンイレブン)でチケットを受け取ることができます(1予約につき158円、1枚につき105円手数料がかかります)。下のチラシをクリックすれば拡大されます。
余市テラスでも、チケットを取り扱っております。バスツアーもあります。「コンサートチケット+余市・キタラ間往復のバス」で料金3,500円、定員 30名(現在15名ほど申込みあり、お早めに) 
お申込みは、余市テラス(☎0135-48-6455)まで。
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12月5日の合唱練習イメージ 3
(札幌二条小学校)

オラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」は、音程・リズムなど複雑で音域も広く、かなりの難曲なので練習回数を増やしました。今のところ65名ほどメンバーが集まりましたが、大オーケストラとパイプオルガンとの共演なので、何とか100名以上にしたいところです。まだメンバー募集しておりますので、ぜひお知り合いの方などお誘いいただければとい思います。




イメージ 412月8日のオケ・合唱合同練習
(札幌ちえりあ) 

午前中は、合唱のみの練習を手稲区民センターで行い、午後1時からオケでショスタコの5番を練習したあと、3時半からオケと合唱の初合わせ。ドナウを通したあと、オラトリオ。まだ合唱メンバーが少なく、練習もこなしていないので、私はほぼ大声で歌いっぱなしでの指揮でした。オルガン(山田悦子さん)にも入っていただいて、だいぶそれらしい感じがつかめてきました。




酪農学園大学クリスマスコンサート

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12月17日、酪農学園大学黒澤記念講堂にて、昨年に引き続き、酪農学園大イメージ 2学の必修科目(1年生)となっている学校礼拝の時間を使ったクリスマス・コンサートで、指揮をしました。酪農学園大学の室内楽団(弦楽アンサンブル)、吹奏楽団、聖歌隊、合唱団に、教職員も加わった学内のメンバーだけで(指揮者の私だけ酪農学園関係者ではありませんが)このような演奏会を開くのは、すばらしいことと思います。
酪農学園は、デンマークのグルントヴィが提唱した「神を愛し、人を愛し、土を愛す」の三愛主義と、「健土健民」を理念に掲げる酪農学園大学(田中正造に弟子入りして北海道に理想的な農村社会を建設しようとした黒澤酉蔵(雪印乳業も彼が製酪協同組合として設立)により創立され、農学系の大学ながら毎週火曜日の午前中2講目を必修の学校礼拝に充てています。

コンサート礼拝 イメージ 3
前奏  モーツァルト/アヴェ・ヴェルム・コルプス  
室内楽団・聖歌隊
招詞  ヨハネ伝 3:16
点火  賛美歌/来たりたまえ、われらの主よ  聖歌隊
演奏  コレルリ/クリスマス・コンチェルトより「パストラール」 
室内楽団
聖書  ルカ伝 2:1~
祈り  司式者(キリスト者学生会) 
演奏  クリス・ヘイゼル/ブラス・キャッツより「ミスター・ジャムズ3」  吹奏楽団イメージ 4
聖書  ルカ伝2:8~
賛美  あら野のはてに  室内楽団・吹奏楽団・聖歌隊・一同
聖書  マタイ伝 2:1~
合唱  さやかに星はきらめき  聖歌隊・指揮
奨励  「King of kings 謙遜なる王の誕生」  藤井 創
合唱  ヘンデル/メサイヤより「ハレルヤ・コーラス」 
聖歌隊・室内楽団・吹奏楽団
賛美  きよしこの夜  聖歌隊・室内楽団・吹奏楽団・一同
祝祷
後奏 クレンケル/いざ歌え、喜べ  オルガン 佐イメージ 5藤理恵

賛美歌2曲は、私がメンバーの編成に合わせて昨年編曲したものを、再び使用しましたが、3年目になる来年は、少し新しいプログラムも考えようと藤井教授とお話ししました。

ハレルヤ・コーラスをyoutubeで見られます。オルガンが離れた位置にあり、スピーカーがさらに離れた位置にあるので、最初少しずれてしまっていますが、パイプオルガンだったらもっとうまく行ったと思います。この講堂(礼拝堂でもある)にパイプオルガンを設置しようという動きもあるようですが、まだ実現しません。

オーケストラ集中練習

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1月11日(土)~12日(日)は、農民オケの20周年記念演奏会(1月26日13時半開演)の集中練習を、札幌コンサートホールKitaraの大リハーサル室で行イメージ 1いました。世界最高の音響を誇る大ホールと同じような音響を実現するために天井も高く、大きくはありませんが、ちゃんとパイプオルガンも備えられています。

 まず一日目は昼から、私の指揮でショスタコ5番と、私の独奏でサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」の練習(指揮は助乗氏)、その後に年1回の総会を開いてから、夕食休憩で神戸や千葉から練習に参加したメンバーとラーメンを食べました。
夜の練習は、私の作曲したオラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」と合唱入りのアンコールの練習でした。本番は90名になる大オーケストラに90名になる合唱団、Kitaraのパイプオルガン、ハープ、打楽器には和太鼓、締太鼓、摺鉦、鈴、銅鑼なども使い、賢治の壮大な宇宙観を表現します。まだ揃っていない楽器もありましたが、かなり雰囲気が出て
イメージ 3きました。19日にもパイプオルガンのある酪農学園とわの森三愛高校の礼拝堂を特別にお借りして、練習します。パイプオルガン奏者は、Kitaraの大パイプオルガンの扱いにも慣れた、北一条教会のオルガニストも務めている山田悦子さんにお願いしています。


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それから、忘年会もやったばかりでしたが、有志での新年会を、ヴァイオリンの中岡さん(ヴィクトリーポーク経営、余市在住で私の弟子)のホエイ豚(チーズの副産物を餌に与えた豚)が食べられるススキノのお店で開きました。2次会は、デンマークのビール「カールスバーグ」の生が飲めるススキノのバーに行きました。永井君は、酪農学園大1年生の時に農民オケに入団、その後デンマークに何度も行って勉強して道北にある実家で酪農をしていまイメージ 5したが、現在道東で農協職員として酪農をイメージ 6しています。デンマーク語が堪能なので、デンマーク公演の時には本当に助かりました。私は、いつものようにネットカフェに泊まりました。1300円で泊まれます。

2日目は、京都から飛行機で、この日も日帰りでしたが、本番指揮者の関谷弘志先生の指揮で、ロンド・カプリチオーソ、合唱入りで「美しく青きドナウ」にアンコール、そしてショスタコーヴィッチ交響曲第5番です。

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ショスタコの5番はピアノ、チェレスタ、ハープも入ります。ピアノ&チェレスタは中標津でグリーグの独奏
を務めてくれた土井上智彦君(中学生)。

夜は余市に帰りましたが、成人式に出席するため昨年2月に札幌に引っ越して以来、正月と合わせて2度目の帰省だった娘が中学の同窓会から帰る前に疲れて寝てしまい、翌日娘が起きる前に家を出たので、結局晴れ姿はおろか、久々に帰った娘の顔を見ませんでした。

イメージ 7翌日13日の月曜は、猛吹雪でしたが、まず家の前をトラクタで除雪してから、余市から江別まで片道100kmの道のりを軽トラックでティンパニを運び、酪農学園大学の「健音館」にて「どさんこ青少年オーケストラ協会」設立記念演奏会(2月15日、江別市大麻駅前えぽあホール)の練習。私は、ここでもコンマスを務め、指揮者は農民オケ事務局長の助乗氏です。秋にえこふぁーむまでブドウ狩に来てくれた室蘭の小学2年生佐藤君も、お父さん(トロンボーン)と一緒にヴァイオリンで参加しています。曲目はバッハの管弦楽組曲第2番、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ロッシーニ「どろぼうかささぎ」序曲です。
練習後は余市に戻らず小樽で夜勤(線路の除雪)でした。



どさんこ青少年オーケストラ設立演奏会

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どさんこ青少年オーケストラ協会設立記念演奏会
~江別ジュニアオーケストラ披露、若手音楽家との共演~

と き/2014年2月15日(土) 開場13:00 開演13:30
ところ/えぽあホール
入場料/一般1,000円(当日1,200円)中高生500円、小学生以下無料
指 揮/助乗慎一(どさんこ青少年オーケストラ協会代表)
独 奏/
按田佳央理(Fl.)、星洋樹(Pf.)
管弦楽/どさんこ青少年オーケストラ、江別ジュニアオーケストラ
曲 目/
きらきら星、クラリネットこわしちゃった、ドレミの歌、エーデルワイス 
ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
バッハ:管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73
 
写真: 江別ジュニアオーケストラの披露、道内若手音楽家・按田さんのバッハ、星くんの皇帝です。オーケストラは子どもの部、大人の部があります。よろしくお願いします。どさんこ青少年オーケストラ協会設立記念演奏会〜江別ジュニアオーケストラ披露、若手音楽家との共演〜と き/2014年2月15日(土) 開場13:00 開演13:30ところ/えぽあホール入場料/一般1,000円(当日1,200円)中高生500円、小学生以下無料指 揮/助乗慎一(どさんこ青少年オーケストラ協会代表)独 奏/按田佳央理(Fl.)、星洋樹(Pf.)管弦楽/どさんこ青少年オーケストラ、江別ジュニアオーケストラ曲 目/きらきら星、クラリネットこわしちゃった、ドレミの歌、エーデルワイス ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲バッハ:管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73

東北農民管弦楽団 結成記念演奏会

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東北農民管弦楽団 結成記念演奏会

 

 結成20周年となる北海道農民管弦楽団の弟分が、

  宮沢賢治のふるさとに誕生しました。


とき:2月15日(日)13時開場 13時半開演

ところ:弘前市岩木公民館あそべーる
ドボルジャーク/「いたずら農夫」序曲

同/ロマンス(ヴァイオリン独奏:牧野時夫 北海道農民管弦楽団代表)
ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」

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オラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」

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イメージ 3 自作のオラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」では、パイプオルガンがオーケストラと同じくらい活躍します。1月15日、札幌コンサートホールKitaraで、パイプオルガンのレジストレーション(音色の選択)を細かく決めました。
 オケや合唱が入った時のバランスを想像しながらの選択です。8ft.+2ft.の音色(2オクターヴ高い音のみを同時に鳴らす)が、私のお気に入りですが、余り多用はしません。Kitaraのオルガンを熟知している山田悦子さん(北一条教会オルガニスト)が奏者なので、スムーズに進みました。実際にオケや合唱と合わせてみないと分からないこともあるでしょうが、後はコンサート当日午前中のリハーサルでの一発勝負に賭けるしかありません。
 私も、山田先生にレジストレータやらせてトッカータとフーガ(d-moll)のさわりや、ちょっぴり即興演奏もしましたが、気持ちよかったです。Kitaraを独り占めするのは、快感です。イメージ 2

19日は、とわの森三愛高校(酪農学園)のパイプオルガンのある礼拝堂を特別にお借りして農民オケ&ゴーシュ合唱団の練習でした。あとは、本番直前の練習のみです。30年前、北大オケにいた当時、毎年ここで生徒全員のハレルヤコーラスの伴奏をしました。当時はまだ女子高で、パイプオルガンもありませんでした。しかし、ここで南無妙法蓮華経をやることになろうとは(オラトリオの第3章「雨ニモマケズ」に出てきます)。
私もクリスチャンの端くれですが、神も仏も願いは一つと思っています。


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北海道農民管弦楽団 創立20周年記念定期演奏会
と き 2014年1月26日(日)
開場13:00  開演13:30
ところ 札幌コンサートホールKitara大ホール
入場料 一般(前売り)1,500円 (当日)2,000円
    学生(前売り)1,000円 (当日)1,500円 ※小中高生
曲 目
D・ショスタコーヴィチ 交響曲第5番  「革命」
牧野時夫 混声合唱・オルガン・管弦楽のための
         オラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」 ※初演
C・サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ  
J・シュトラウス2世 美しき青きドナウ 合唱付

出演 関谷弘志(客演指揮)
牧野時夫(指揮、ヴァイオリン独奏)
山田悦子(パイプオルガン)
北海道ゴーシュ合唱団(合唱)
北海道農民管弦楽団(管弦楽)

チケット取り扱い 
・札幌コンサートホールKitara チケットセンター011-520-1234 
(電話予約で最寄のセブンイレブンで発券することができます。)
・道新プレイガイド 011-241-3871
・大丸藤井プレイガイド 011-221-3900  
・教文プレイガイド 011-271-3355 

北海道農民管弦楽団創立20周年記念演奏会

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1月26日(日)、札幌コンサートホールKitaraにて、北海道農民管弦楽団(農民オケ)創立20周年記念のコンサートが、大成功のうちに終了いたしました。下の写真は、リハーサル風景です。イメージ 1
演奏曲目は、以下の通りです。
J.シュトラウスⅡ 「美しく青きドナウ」(合唱つき)
牧野時夫 混声合唱・オルガン・管弦楽によるオラトリオ「農民・宮沢賢治の祈り」
サン=サーンス 「序奏とロンド・カプリチオーソ」(独奏ヴァイオリン:牧野時夫)
ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番 「革命」
(アンコール 佐藤眞 カンタータ「土の歌」より「大地讃頌」)

自作の初演と指揮、サン=サーンスではヴァイオリン独奏、他の曲ではコンサートマスター(指揮は客演で関谷弘志氏)と、札幌が世界に誇るすばらしいホールで自分の持てる力を出し切りました。自作のオラトリオは、昨年春より作曲を始めて完成までに半年を要し、練習を始めてからも少しずつ手直ししました。合唱団にとっては非常に難易度の高い曲でしたが、今回の演奏会のために集まっていただいた北海道ゴーシュ合唱団の皆様が、短い練習期間にも関わらず、すばらしい演奏をしてくださいました。農民オケの創立20周年という節目に、農民オケの原点である宮沢賢治の詩によるオラトリオを演奏できたことは、本当によかったと思います。ショスタコーヴィチも、客演指揮の関谷先生の指導で感動的なものになりました。アンコールの大地讃頌も涙が出そうなほどでした。

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開場15分前には長蛇の列ができてしまいました。プレイガイドでの前売り250枚以上、当日券も500円増しでしたが100枚以上が売れました。余市からは、マイクロバスをチャーターして30名の皆様が来てくれました。

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三菱UFJ信託地域文化財団から助成をいただきました。

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ロンカプは超難曲で、自分には一杯一杯でしたが、何とか自分らしい演奏はできたかなと・・・



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終演後、ノボテル札幌にて、農民オケ創立20周年記念祝賀会を開催。余興で弦楽アンサンブル、吹奏楽、ホルンアンサンブルもやりました。イメージ 8
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弦楽アンサンブルは、シベリウス「アンダンテ・フェスティーヴォ」


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2次イメージ 10会はススキノに繰り出し、1994年産の高級ワイン(リースリングのベーレンアウスレーゼとシャトー・ヌッフ・ド・パープ)もいただきました。 イメージ 11                     

さらに3次会、そしてラーメン終止。今回のオラトリオの終曲は、「雨ニモマケズ」で、ボサーーーーッツ! という 菩薩終止でした。                             
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日本農業新聞に載った記事です。 

怒! 国民の生命を、死の商人に売り渡す厚生省官僚ども!

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 世界中でミツバチ大量死を引き起こし、子どもの発達障害や情緒障害の原因になっていると疑われてもいるネオニコチノイド農薬クロチアニジンを日本で製造・販売しているのは、TPP推進の急先鋒、経団連の会長を務める米倉弘昌が会長を務める住友化学(モンサントと提携関係)である。

安全性の問題からEUで禁止されたばかりのこの農薬を、すでに諸外国より相当緩い基準をさらに2000倍緩和しようとするとは、正気の沙汰ではない。いずれ製造禁止になるであろう農薬の在庫をさばくため、規制の緩い発展途上国で売りまくるような犯罪的行為は過去にもあったが、わが国の規制を緩めてまで農薬会社を助けようとするとは、何事であるか。この国の官僚は、一般庶民を愚弄しきっている。


農水・厚労省、残留農薬基準値を最大2000倍に緩和へ

http://www.alterna.co.jp/12241

厚生労働省が2月上旬にもミツバチ大量死の原因とされるネオニコチノイド系農薬クロチアニジンを含めた農薬の残留基準値を引き上げると報道された。これを受け、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、緊急オンライン署名を呼びかけている。クロチアニジンの場合、シュンギクは50倍、ミツバは1000倍、カブの葉にいたっては2000倍と大幅に緩和される見込みだ。(オルタナ副編集長=吉田広子)


ネオニコ系農薬は、中枢神経に働きかけ、極めて分解しにくく強い毒性と浸透性を持つため、従来の農薬よりも散布量、散布回数ともに減らせるとして、多くの農家が使用している。
今回対象となったネオニコ系農薬クロチアニジンは、ミツバチを保護するためにEU(欧州連合)で2013年12月に一時的に使用禁止になったばかりだ。
グリーンピース・ジャパンは、「現在でさえ日本の残留基準値はヨーロッパの2倍~100倍も緩く設定されている。日本の残留基準の引き上げは、全く逆行した流れ」と厳しく批判している。
所管は厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課で、農林水産省からの要請を受けて厚労省が審査を行った形だ。
農林水産省消費・安全局農産安全管理課農薬対策室の担当者は、「農薬メーカーなどの使用者から、殺虫効果を高めるために基準値の引き上げを求める申請があった」と説明する。
ネオニコ系農薬は、ミツバチ大量死の原因とされるだけでなく、人体への影響も懸念されている。
欧州食品安全機関は「ネオニコ系農薬(アセタミプリドとイミダクロプリド)は人間の学習や記憶のような機能に関係する神経と脳の構造発達に有害な影響を与える可能性がある」と発表している。

国際環境NGOグリーンピースが展開する「緊急オンライン署名」は2月3日までグリーンピース・ジャパンの公式サイトで受け付けている。
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今月の演奏予定

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昨日は、どさんこ青少年オイメージ 2イメージ 1ケストラ協会の練習でした。本番は、来週土曜日15日、大麻駅前のえぽあホールです。フルートの按田佳央理さん、ピアノの星洋樹君、北海道期待の若きホープとの共演です。ぜひ聴きにいらして下さい。前半は、助乗さんが昨年夏に立ち上げた江別ジュニア・オーケストラの披露。江別のゆるキャラ「えべチュン」も指揮者コーナーに登場して、ハンガリー舞曲第5番の指揮に挑戦します。

チケット欲しい方はお知らせください。当日割増なので、受付で前売券と同じ値段でチケットお渡しできるように致します。

明日は、午前中の飛行機で青森へ飛び、昼から東北農民オケの練習です。本番は再来週末23日(日)午後、会場は弘前市旧岩木町の、岩木文化センター「あそべーる」です。ドヴォルザークのロマンスの独奏を務めますが、とても美しい曲です。同じドヴォルザークの「いたずら農夫」序曲という聴いたこともない曲も演奏しますが、こちらは超難しいです。

明日から、家を不在にすることが多くなります。14~18日、21~24日は連続して家を空けますが、ガラ携しかありませんので、パソコンメールやFB等の返信はできないと思いますので、ご了承ください。

夜の居場所は、以下のところです。名寄では、瀬棚の農民音楽家、河村正人さんとヴァイオリンのデュオを演奏する予定です。
9日(弘前泊)11日(小樽泊)13日(小樽泊)14日(江別泊)15日(江別泊)
16日(札幌泊)17日(名寄泊)19日(小樽泊)21日(弘前泊)22日(弘前泊)
23日(弘前泊)25日(小樽泊)

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どさんこ青少年オーケストラ設立記念演奏会 2014-02-15

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2月15日(土)江別市えぽあホールにて開催された、どさんこ青少年オーケストラ
http://djoa.sakura.ne.jp/000_ho/web/ 設立記念演奏会(代表:助乗慎一)に参加いたしました。
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昨年8月に誕生した、江別ジュニアオーケストラのお披露目と、北海道の若手ホープ演奏家とオーケストラの共演でした。私は、大人のオケの部コンサートマスターでしたが、前日リハで急遽子どものオケでもキーボードで伴奏お手伝いすることになりました。


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ジュニアの部は、ドレミの歌、クラリネットをこわしちゃった、エーデルワイス、きらきら星の4曲。ピアノだけの前奏があったりして、ちょっと緊張しました。

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ヴァイオリンは、初心者ばかりですが、たった一日でオーケストラの楽しみを味わえるように考えられたミナミメソッド(ぐんま青少年オーケストラ協会の南紳一氏発案)により、ホルン奏者の助乗さんが半年間指導してきました。3歳の子も頑張りました。

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大人のオケでは、冒頭にブラームスのハンガリー舞曲第5番、会場からの希望者による指揮者挑戦コーナーで、小学生と年配の男性が振りましたが、テンポ変化のめまぐるしい難しい曲でしたが、思いは伝わる悪くない指揮でした。こういう場合、一番大変なのはコンマスなのですが・・・
サプライズで江別市のゆるキャラ「えべチュン」も指揮をしましたが、なかなかのものでした。


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他にロッシーニ/歌劇「どろぼうかささぎ」序曲、バッハ/管弦楽組曲第2番(フルート独奏:按田佳央理)、ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(独奏:星 洋樹) アンコールにモーツァルト作曲・野村聡編曲「トルコ行進曲」でした。

按田さん先頃フルートの全国コンクールで優勝したばかりで、とても美しい音色でした。

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エンペラーは、名曲中の名曲。星君、もちろん気合入ってますが、助さんの指揮にも力が入ります。





ソリストの星君、えべチュンと舞台裏で記念撮影をしました。

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イメージ 9えぽあホールの打ち上げ会場で、皆さん自己紹介。たった一人、大人に混じって「どろぼうかささぎ」、「皇帝」、管弦楽組曲第2番をファーストで弾いた室蘭ジュニアの佐藤直孝君、ヴァイオリン始めてまだ2年ほどですが、しっかり弾いていました。挨イメージ 11拶は、苦手です。お父さんも、バストロンボーンで共演しました。お母さんもクラリネットを吹くそうですが、下の子の子守で出演はなし。直孝君、実はピアノの方が得意。今練習中というグリーグの叙情小組曲からの難曲を、暗譜で完璧に弾いてくれました。天才少年です。星君も、ジャズアレンジのトルコ行進曲を弾いてくれました。格好よかったです!

打ち上げ最後の挨拶は、3年前の農民オケ・デンマーク公演に一緒に行った北海道教育大岩見沢校音楽コース・ファゴットの渡邊愛梨さん、オーボエの根本千香子さん、ピアノの星洋樹君と同期の4年生です。

写真: みなさーん。二次会始まってますよ!(笑)
助乗さん、星君、農民オケにも出てくれた酪農学園大1年のKさん、コンバスのSさん、パーカスのT君と、またまた札幌駅北口近くの義経ジンギスカンで2次会もやりました。

翌日の日曜日は、北海道農民管弦楽団の運営委員イメージ 5会を札幌で行い、池田町や下川町からも農家メンバーに集まってもらいました。どさんこ代表の助乗さんは、こちらでは事務局長で、私とは二人三脚の音楽活動です。今後の運営方針について有意義な話し合いができ、来年の演奏会は洞爺湖町で2月22日(日)に、ほぼ決まりました。演奏曲目は、ベートーベン交響曲第5番「運命」、チャイコフスキー「白鳥の湖」から抜粋その他、となりそうです。
お店で、3日ほど早く52歳の誕生日(2月19日)を祝ってもらいました。
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イメージ 72次会の後、千歳に帰るコンマスの野村君と、札幌駅にある人魚姫と記念撮影。野村君には20年コンマスをやっていただき、デンマークにも一緒に行きました。彼は、北大オケで僕の2年下のコンマスですが、現在北大オケでは、うちの娘がコンミス、来年は野村君の娘がコンミスという、親子2代でコンマスの先輩後輩の間柄です。

第107回 道北三愛塾 2014-02-17~18

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道北クリスチャンセンター(名寄市)で50年続く「神を愛し、人を愛し、土を愛す」というデンマーク発祥の酪農学園大学の理念を掲げ、初代学長樋浦氏により全道各地で種をまかれた活動です。今回は、金沢の兼業農家出身の西岡昌一郎牧師(旭川六条教会)と、昨年までウガイメージ 1ンダで2年間農業技術支援(JAICAシニアボランティア)に携わった元酪農家の河村正人さん(瀬棚フォルケホイスコーレ)、そして余市町で有機農園を営み農民管弦楽団を主宰する私の3名の講話がありました。河村さんと私でヴァイオリン2重奏のコンサートもしました。

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カナダ合同教会の宣教師で道北センターに40年近く勤めるロバート・ウィートマー牧師、今年8月から1年間カナダに戻って仕事をされます。他に台湾原住民(台湾では先住民という言葉は使わないそうです)のディバン・スクルマン牧師、北海道開発庁を辞めて東京の農村伝道神学校に行き現在札幌月寒教会の石垣弘毅牧師も参加されました。2日間で30数名の参加者があり、道北なので酪農家のメンバーが多いです。
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食材は、ほとんどメンバー農家の持ち寄りです。米も、ジャガイモなど野菜も、牛肉(アンガス牛)もです! 福神漬けなど漬物も皆、手作りのおいしいものでした。手作りのお菓子、搾りたての牛乳、全国にいる農家仲間から送られたカンキツ類も、いただきました。
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河村さんの旋律(第一ヴァイオリン)で、平和を願うウガンダ国家と、賛美歌「いつくしみ深き」(ウガンダの農民が鼻歌で歌っていたそうです)を演奏しました。

ウガンダは、赤道直下ですが標高平均1200mで、北海道がすっぽり入るくらい広いヴィクトリア湖に面し、温度も適度で湿度も60%前後で過ごしやすい気候で、アフリカの真珠と言われたこともあったのですが、民族間の内戦で多くの人が殺され、今も世界の最貧国の一つ。河村さんは朝日新聞に掲載された涙を流して銃を持つ少女の兵士の写真を見て、還暦を過ぎてウガンダへ行くことを決意したそうです。

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何をやろうかと相談、まず河村さんの第1ヴァイオリンでゴセックのガヴォット。次に私の第1ヴァイオリンで、ドヴォルザークのユーモレスク。

酪農学園大卒業と同時にデンマークのフォルケホイスコーレでも学んだ河村正人さん、瀬棚の笹藪を開拓して小屋を立て井戸を掘って酪農を始め、学校を作りました。私の「農民芸術学校」の原点は、宮澤賢治と河村正人さんです。

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この後、私の独奏でG線上のアリア、ノクターン遺作、タイスの瞑想曲。
イメージ 19最後に、アンコールで再び河村さんの第1ヴァイオリンで「金婚式」。もうすぐだそうです。

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    コンサートの後で記念撮影
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朝食には、酪農家の定番、手作りの牛乳豆腐やヨーグルト、自家製のラズベリーソースをかけて、とてもおいしくいただきました。


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道北センター森の家に2年がかりで取り付けられた、上富良野三愛塾メロン農家の工藤さんが作ったステンドグラス。一部ウィトマーさんが作ったカナダで作ったステンドグラスがはめ込まれています。
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道北クリスチャンセンターや、東京の農村伝道神学校は、カナダ合同教会の支援で設立されました。まん中下のマークは、新しいカナダ合同教会のシンボルマークで、
3つの母教派のマークに先住民の世界観を加えたものです。
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右の
文章は、カナダ合同教会が出した、先住民族に対する謝罪の声明文です。

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「神を愛し、人を愛し、土を愛す」という三愛主義は、信仰と芸術と農業の三位一体を具現化します。

東北農民管弦楽団 設立記念演奏会 2014-3-23

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10日ほどたってしまいましたが、東北農民オケ設立演奏会のご報告です。下のアドレスは、
弘前市岩木文化センター「あそべーる」で演奏したドヴォルザーク「ロマンス」の動画
(一部)
指揮者、独奏者(私)、コンサートマスター、すべて農家でやりました!

https://www.facebook.com/photo.php?v=845775052105639&set=o.392815110772557&type=3

私は、独奏したロマンス以外(ドヴォルザーク「いたずら農夫」序曲、ベートーヴェン交響曲第6番「田園」)
は、コンマスサイドでした。北海道農民管弦楽団からも弦楽器8名ほど、お手伝いに行きました。

演奏会場は、創立呼びかけ人の白取さん(宮澤賢治にあこがれチェロを弾き、農家になった。学生時代に北海道に農業研修に来た時に北海道農民管弦楽団を知り参加したのが、もう10年以上前のこと)の農場がある旧岩木町の立派なホール。可動式の座席と反響版を備えています。
ドボルザーク ロマンスのリハ風景  本番では直前に牧野さんの楽器のE線が切れてしまいヒヤヒヤしました
東北農民管弦楽団ブログ
http://blog.livedoor.jp/tohokunoumin/

本番直前の集合写真です。バスの坂本さん、前日リハーサルの凛々しい写真で許してください…orz
写真: 東北農民オケ 演奏会場のロビーに生産物直売所を設置
客席は500席ほぼ満席。ロビーで農産物を販売し、えこふぁーむのブドウ果汁も90本ほど完売しました。

打ち上げ  このテーブル北大閥って感じ(笑)
本番後、可動式の座席を収納して打ち上げ会場に早変わり。このテーブルには北大OBの弦が集合、卒業以来ずっとチェロを弾いてない弘前在住の旧姓Sさんも来てくれました。他にファゴット2名も北大OBでした。現役学生は、弘前大、岩手大、東北大、山形大の各農学部と、十和田市にある北里大獣医学部の学生たちが参加してくれました。酪農学園大の現役生も1名、信州大や東大農学部の卒業生もいます。左端の須賀さんは、北海道農民管弦楽団創立メンバーの1名で久しぶりのオケ復帰(10年以上)ということでした。東北農民管弦楽団創設者の白取さんの有機農業の師匠です。



前日お昼のカレーは、メンバーのお米、野菜、鶏肉(白取さんが、パーカス山本さんと捌いたやつですよ)。
前夜祭も、北海道同様に大盛り上がり。指揮者の山口さんから料理の差し入れもあり、お酒はとても飲みきれないほどでした。


これは、前々夜祭でコンマス水本さんの手前の大きな瓶は、白取さん自家製のど○ろ○。小学校からもらった廃棄品のべこべこティンパニに山本さん手製の脚をつけて、本番もこれです。指揮者用譜面台も山本さん手製でした。とにかく何もかも手作りがモットーです。
コンマス水本さんは学生時代マンドリンをやっていて、30台後半でヴァイオリンに転向。米、りんご、はちみつを作る農家で、当日はハチミツ販売完売でした。岩手県矢巾町にある田園フィルのコンマスもしています。



遠野在住の半農範囲の菅原さん(私の向かって左)提供の遠野名産どぶろくも、20本くらいいただきました!弘前(旧岩木町)在住で全国一有名なリンゴ農家の木村秋則さんの無農薬自然栽培の日本酒、同じく弘前で無農薬リンゴを作っている渋谷さんの無農薬リンゴジュースと、うちの無農薬ブドウジュースも皆に飲んでいただきました。


今後の演奏会

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時間がないのとパソコンの知識が乏しいのとで、まだ半年前のパソコンクラッシュからの復帰を果たせず、ホームページの更新もできない状態が続いておりますので、とりあえず日程の決まっています演奏会につきまして、ブログにてご案内申し上げます。

3月22日(土)13:00~17:00頃
余市室内楽協会 第4回団内発表会 
於:仁木町民センター


3月23日(日)13:30~14:30
札幌トヨペット余市店 春のお客様大感謝祭
ヴァイオリン・フルート・ピアノ三重奏
Vn:牧野時夫、Fl:瀧谷まゆみ、Pf:板谷知子


3月25日(火)14:00~15:00
第8回 ヴァイオリンとポランの広場
於:グループホーム「ポランの家」(余市町大川町)
Vn:牧野時夫、Pf:板谷知子

3月31日(日)お昼~(10:30~礼拝後)
日本聖公会札幌キリスト教会 大斎講話
お話&Vn:牧野時夫(北海道農民管弦楽団代表)

5月3日(土・祝)13:30~
小樽管弦楽団 春のミニコンサート
於:小樽マリンホール


5月29日(木)13:00~15:00
小樽市障害学習ブラザ「れぴお」道民カレッジ連続講座「新ふるさと紀行」第4回「フルーツ王国よいちと農民芸術」
お話&Vn:牧野時夫(北海道農民管弦楽団代表)


5月31日(土)18:00~
余市テラス 春のコンサート
出演:トリオ・マモーレ(Vn:牧野時夫、Fl:瀧谷まゆみ、Pf:安河内真樹)








農民芸術学校を一緒に作りませんか!

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 イメージ 9「農民芸術学校(仮称)」は、自給的農業および農的生活に必要な技術と哲学を学びながら、芸術によって社会に貢献できる人材を育てることを目的とした学校です。現代は、グローバル資本主義が世界を席巻して物質的には豊かになる一方で、格差はますます広がり、戦争や飢餓といった不幸は一向になくならず、地球環境の危機的状況が迫り、精神的にはかえって貧困になっているようです。
これらは被造物であり自然の一部に過ぎない我々が、人間本来の真っ当な生き方を忘れ、自ら神のようにふるまおうとしていることに端を発していると思います。「農民芸術学校」では、平和で希望に満ちた世界を創るため、人間本来があるべき大地に根ざした生き方に立ち返り、芸術によって人生を苦悩ではなく歓びに変えることを
イメージ 10目指します。
 この学校は、デンマークで誕生したフォルケホイスコーレ(民衆大学)と理念を共有したいと思います。フォルケホイスコーレは、自立した民衆(=自給的農民)によって国家や企業に支配されない民主的な社会を築くことを目的に、デンマークの牧師・詩人であったグルントヴィが理念を掲げ、教育者であったコルの尽力によって今からおよそ160年ほど前に創
イメージ 11られました。成人を対象として教師と生徒が生活を共にする全寮制のフリースクールで、「神を愛し、人を愛し、土を愛す」という三愛精神に基づいています。現在でも北欧を中心に全世界にフォルケホイスコーレがあり、試験や資格とは無関係に、芸術やスポーツ、様々な教養など各々特徴を持ったカリキュラムを学ぶことのできる学校として、国際的に生徒を集める学校として人気があります。戦前の日本でもデンマークにならって、農村指導者を育てる目的で国民高等学校という訳語で各地に作られたことがありましたが、当時の国家的農本主義にとり込まれ、満蒙開拓(という名の侵略)にも利用され、本来の民主的役割を果たせないまま負の遺産として消滅しました。
 今から90年ほど前、花巻農学校の教師であった宮沢賢治も、文部省によって農学校の校舎を利用して創設された岩手国民高等学校の教師として採用され「農民芸術概論」という講義を担当しましたが、そのような学校の限界を感じ、自ら農民となり「羅須地人協会」という私塾を立ち上げました。彼は、そこで農業についての講義などの他に音楽活動を熱心に行い、そこに集った若き農民たちからは「農民芸術学校」と呼ばれていましたが、その活動は様々な事情により1年余りの短さで挫折してしまうことになります。

イメージ 3私は、彼の試みに深く共感するのですが、当時と現代では社会情勢が大きく異なります。農民がおかれている状況には現代でも似たものがあるのですが、一番違うのは当時多くの国民が農民であった一方、現代では分業化がますます進んで農民が極めて少数者となっていることです。そこで、私が新たに創ろうとする「農民芸術学校」では、まず何よりも自立した農民を育てるということを第一の目標とします。それこそが、永続的で循環型の社会を築き、垂直型ではなく差別や搾取のない水平的な平和な世界を取り戻すために最も必要なことと考えるからです。ここで言う農民とは、賢治の言うところの地人にも相当しますが、必ずしも世間一般に言う農業者・農家である必要はなく、主たる収入は他の仕事で稼ぎながら、農業を基本とした自給生活を行うという場合も大いにあり得るでしょう。イメージ 8
 さて、2012年より、このような「農民芸術学校」の理念に共鳴する人たちが集まり、7名のメンバーで「農民芸術協会」を立ち上げ、「農民芸術学校(仮称)」の設立に向けて会議を重ね、農業と芸術を体験できる一日コースなどのプログラムを実行してきました。しかし、学校設立のために十分な時間を注ぐことのできるメンバーが決定的に少なく、アイディア、労力、資金いずれの面でも協力者が不足しているというのが現状です。デンマークにおいては、フォルケホイスコーレは農民主体による民主主義国家作りに大きく貢献し、現在では国からの援助も手厚くあって授業料も安く抑えられています(デンマークでは公的学校は、大学まで無料です)。しかし日本は、国立大学でさえ授業料が非常に高く、フリースクールに対しては国からの援助というものは皆無であり、このような学校を立ち上げたり運営して行くことは容易なことではありません。これまでフォルケホイスコーレの名前で立ち上げたフリースクールも国内にいくつかありましたが、現在順調に運営できているところはありません。そのような理念に基づいた学校としてはわずかに、全寮制高等学校として山形県の基督教独立学園高校、三重県の愛農学園高等学校、島根県のキリスト教愛真高校などが存在し、有機農業による自給や芸術活動・平和運動なども熱心に行っていますが、成人対象の学校ではありません。
イメージ 2当農場には、現在のところ宿舎を備えた校舎などはありませんので、とりあえずは日帰りでの研修のみのプログラムを実施しながら、将来の学校構想について皆で計画を進めて行きたいと思います。本年度2014年は4月より、毎月1回気軽に参加できる一日コースを設けることにしました。基本的に第4日曜日、午前9時頃からぼちぼちと(昼食持参でお願いします)農業実習を中心に行いたいと思います。4月初回はイレギュラーですが29日(火・祝)にジャガイモの植え付けなど春の農作業を中心に行いたいと思います。イメージ 7

 農民芸術学校の開校に向けて、このような学校作りの夢を共有できる仲間を広く求めています。少しでも関心がありましたら、ぜひご連絡をお待ち申し上げています。特に現在、農場のスタッフとなってもらえるような有機農業について研修したいという人材を求めています。将来は農業で独立したいという場合には国の青年就農給付金(研修2年+就農5年×年150万円支給)、引き続き当農場で働きたいという場合には農の雇用制度(研修指導農家に1年間月10万円指導料が支払われる)なども利用できますので、ご相談ください。ホームページ「えこふぁーむ・農民芸術学校」(パソコン不調にて中身はしばらく更新できておりませんことをご了解ください。特に「農民芸術学校」のページは10年前のままです・・・)からメールができるようになっておりますので、お問い合わせください。
 

イメージ 5有機農園えこふぁーむを北海道余市町に開設した1992年の翌々年、音楽好きの北海道有機農業研究会の仲間と立ち上げた北海道農民管弦楽団は、2014年に創立20周年を迎えました。当団は、2011年2月に農業による民主的な国作りの先進国であるデンマークへ演奏旅行を行い、現地のアマチュア・オーケストラや、有機農業を学ぶ学生・農家などとの交流を通じ、音楽の持つ大きな力を改めて確認しました。2013年1月には、農民オーケストラの原点でもある宮沢賢治の故郷、岩手県花巻市、東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市でも演奏会を開催し、花巻市に誕生したばかりの金星少年少女オーケストラ、新たに結成された東北農民管弦楽団とも共演しました。
「鍬で大地を耕し、音楽で心を耕す」をモットーとし、「農民による農民のための農民のオーケストラ」を目標に
、生産者と消費者、地方と都市の架け橋になるべく、農閑期に全道各地での演奏を行っています。演奏をして欲しいというご要望には、できる限りお応えします。また、このオーケストラに参加したいという農家・農業関連の職業人や学生の皆さんからのご連絡も、お待ちしています。初心者や昔ちょっと楽器に触ったことがあるだけという方でも歓迎いたします。
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FBグループ(団員限定)
https://www.facebook.com/groups/157354007712313/

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どうぞお気軽に、コメントをお寄せください。多忙につき全てのコメントに返事をすることができないと思いますが、ご容赦願います。また、怪しげなトラックバックや、ブログの内容に無関係なリンクを貼ったコメントは、即座に削除させていただきます。
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 より深い議論をしたい方は、「えこふぁーむ・農民芸術学校 掲示板」へどうぞ。
フェイスブック 有機農園「えこふぁーむ」のページも、ぜひご覧ください。たくさんの写真を掲載しています。

Occi Gabi Winery に行ってきました。

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日本最大のワインブドウ産地である余市に、日本で最も美しいワイナリーを目指して2013年オープンしたワイナリー「オチガビ」www.occigabi.net/ に行ってきました。世界のワイン産地は、いずこも個性あるワイナリーがあちこちにあることが最大の観光資源となっています。すばらしい風景とすばらしい食材(さまざまな果物や魚介類)に恵まれた余市は、今後世界から観光客を集めるようなワイン産地に」イメージ 2イメージ 1発展する可能性を持っています。













今年はこの時期としては例年になく雪が多いです。斜面に建つワイナリーは1階が半地下の醸造場・熟成庫で、2階にレストラン・試飲室(コンサートホール)があります。17時以降のディナータイムは完全予約制、昨日誕生日だった妻と春休みで2日だけ帰省した娘と食事をしました。未就学児入場お断りの大人の空間です。
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余市町山田町の沢一帯に6町歩の畑を開墾しました。レストランの向かい側は余市町では珍しい南向きの好条件の畑です。10年ほど前から登町の農家と契約してドイツ系のカベルネ交配種(ドイツ国立ワイン・ブドウ研究所でレンバーガーなどドイツ系の赤品種にカベルネ・ソーヴィニョンの花粉をかけて育成した品種、そのうち1品種は落氏が命名者)などの育成にも力を注いできました。

左手のテイスティングカウンター越しに、噴水のある池を備えた素晴らしい庭園を整備中です。売店のワゴンはキャスター付で、片付けると2階まで200席のコンサートホールに早変わりします。

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クラシックファンの落社長は、ここにベーゼンドルファー
のベートーヴェンモデルのピアノ(1400万円?)を導入する予定だそうです。チェロ演奏用に分割移動式のステージも準備しています。両サイドにあるスピーカーは真空管アンプ対応のもので落社長が夜に趣味でベートーヴェンやブラームスを聴くためのものだそうです。


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2階にはギャラリー席の他に、事務所と演奏者用のゲストルーム(ツインベッドルームが2室)もあります。

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眺望のすばらしいフレンチのレストラン。
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ワインはグラスでたのめます。ジャーマン・カベルネ400円とバッカス300円をたのみました。ジャーマン・カベルネは、ドイツのカベルネ交配種6種のうち3品種のブンレドです。ドイツでもこれらは単品種では使わないそうです。色も濃く、ボディ・タンニンもしっかりとあって余市でも本格的な赤が十分できることが分かりました。バッカスも、ほぼ辛口です。
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オードブルは自家製スモークの魚介類と、なんとかサラミ(名前忘れた)、イベリコ豚の生ハムなど。ディナーもランチも値段は一緒でちょっと高め、2500円、2800円、3000円のコースがありますが、2500円はこれに肉料理とパン、2800円は+デザート、3000円は+魚料理+デザートなので、3000円が一番お得感があります。
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魚料理はエイのヒレ(この辺ではカスベと言いますが)にクロケット(コロッケ)、インカのめざめなどの野菜。

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肉料理はラムのグリル、カレー風味のソース。カラフルニ
ンジンとスティックセニョール(茎ブロッコリー)添え。


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デザートは豪華版でした。余市産リンゴのコンポートにラムレーズンソルベ、チョコレートのテリーヌ? これにコーヒーか紅茶が付きます。妻が誕生日と言ったら、全員にお変わりをサービスしてくれました。

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食後、落社長直々に、工場内を案内していただきました。
ゴミ(花かす、虫など)を取り除き、除梗破砕したブドウは、地下にあるプレス機に重力だけで入るようになっています。発酵用には、500L~3000Lの冷却ジャケット付きステンレスタンクが揃っています。ミリ単位で設計された排水溝など、衛生管理も万全です。


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熟成用のフレンチオークの新樽、現在ピノ・ノワール熟成中。これからどんどん増やして行く計画です。

これから、シャンパン方式でケルナーのスパークリングワインを造るそうです。角度を変えながら毎日手で回転させます。

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瓶詰機は、この規模のワイナリーにしては能力の高い毎時2000本の立派なものですが、畑の作業を優先するため、雨の日に集中的にやってしまうためだそうです。瓶詰め後はケージに入れて瓶貯蔵し、ラベルは左の木のテーブル上にある手動回転式のもので貼るそうです。

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地下の特別室で、スライドを見せてもらいました。これは落社長が新潟に作ったワイナリー、カーブドッチです。周囲に垣根式のブドウ園があり、見事な庭園に囲まれた工場の敷地には、広い露天風呂を備えた温泉旅館、パイプオルガンも備えたコンサートホール、いくつものレストランやビール、ソーセージの工房もあり、150名以上の従業員がいるそうです。


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66歳の落氏が、3億数千万円の投資をして作ったワイナリーですが、カリフォルニアのナパがそうなったように、これに続いてこの余市に30、40もの本格的なワイナリーができることを願っているそうです。この秋から始まるNHK朝の連続テレビ小説がニッカ創業者の竹鶴夫妻の物語で余市が脚光浴びそうですが、竹鶴夫妻が世界に誇るすばらしいウイスキーのディスティラリーを余市に建設して70年後、今度は落夫妻の名前を冠した本格的なワイナリー(葡萄畑と醸造場を共に備えた)ができました。



余市町内のコンサートです(3/22~23)

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本日、明日と余市町内でコンサートをします、どちらも入場自由・無料ですので、お暇な方は是非おでかけください。

3月22日(土)13:00~17:00頃
余市室内楽協会 第4回団内発表会 
於:仁木町民センター(仁木駅から線路沿いに徒歩3分、役場庁舎のとなり)

弦楽四重奏、木管五重奏、金管三重奏から管弦楽まで

ヴァイオリン独奏、ヴィオラ二重奏、チェロ六重奏、ピアノ連弾、ホルントリオ他
様々な組み合わせで4時間の長丁場です

3月23日(日)13:30~14:30
春のお客様大感謝祭
於:札幌トヨペット余市店(5号線フゴッペトンネル超えて町内に入り約500m)
 
ヴァイオリン・フルート・ピアノ三重奏
Vn:牧野時夫、Fl:瀧谷まゆみ、Pf:板谷知子

余市室内楽協会 第4回団内発表会(2014.3.22)

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第4回 余市室内楽協会 団内発表会 が、2014.3.22(土)13:00~  仁木町民センター 交流ホールにて開催されまイメージ 2した。

 1.ヴィオラニ重奏  Va.1 古谷洋子 Va.2 嶋田覚子
W.F.Bach/ヴィオラ2重奏曲 第1番 

2.弦楽四重奏  Vn1 古谷 甫 Vn2 久保田 睦 Vla 古谷 洋子 Vc 越智 恵美子
ハイドン/弦楽四重奏曲第67番 『ひばり』 第1楽章  

3.ヴァイオリン独奏  Vn. 舘巌晶子  Pf. 牧野時夫
ヘンデル/ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト短調 

イメージ 14.ピアノ連弾  Pf.1st 嶋田 湧、Pf.2nd 安河内真樹
連弾「ミッキーマウスマ
ーチ」(ピアノパレード編) 
嶋田家の長男、ピアノで初デビュー。
 イメージ 135.ヴァイオリン独奏 Vn.ミリケン花菜 Pf.安河内真樹
ダンクラ/「エア・バリエ」作品89-1 パチーニの主題による  真樹さんは花菜ちゃんのピアノの先生、花菜ちゃんは現在ヴァイオリンの先生についていないので今回のため私が特別レッスン。
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 6.木管六重奏 Fl.嶋田宏,Ob.赤羽文夫,Cl.下河原幸子,Hn.伊藤ひさこ,Fg.高嶋孝寛,Pf.板谷知子 
チャイコフスキー(田丸和弥 編曲)/「くるみ割り人形」より「花のワルツ」
オーボエ、クラリネット、ホルンは小樽管弦楽団の仲間
イメージ 177.弦楽四重奏  Vn.1 廣田洋子 Vn.2 古谷 甫
Va. 古谷洋子 Vc.越智恵美子
 ヴィヴァルディ/コンチェルト・グロッソ Op.3-8 2つのVn.のための協奏曲 イ短調 第1・2楽章

8.ヴァイオリン二重奏 
Vn.1 井坂有美子 Vn.2 久保田睦
マザス/ヴァイオリン二重奏曲 第7番  イメージ 18

9.チェロ二重奏 
Vc.1 安河内真樹 Vc.2 山川 恵  
ウェルナー/チェロ教則本より Allegro moderato  

10.ヴァイオリン独奏&テノール独唱  
Vn.&Vo
c. 小泉雅広 Pf. 古谷洋子
ヘンデル/ ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 
新井満/ 千の風になって 歌唱 
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11.弦楽四重奏  
Vn.1 牧野時夫 Vn.2 嶋田覚子 Va. 清水三佐子 Vc. 嶋田 宏  
  ベートーヴェン/ 弦楽四重奏曲 第13番 第5楽章 Cavatine

12.金管三重奏 Tp. 金田 勇 Hr. 助乗 慎一 Tb. 嶋田 宏
フェルヘルスト/A Song for Japan  

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13.弦楽四重奏 Vn.1 久保田睦 Vn.2 井坂
有美子 Vla 佐藤華奈子 Vc 越智恵美子
  ベートーヴェン/プレリュ
イメージ 21ードとフーガ F-Dur 

14.ヴァイオリン独奏 Vn. 金田 勇 Pf. 牧野
時夫
 ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲 ト短調 第1楽

15.チェロ二重奏  Vc.1 越智 恵美子  Vc.2嶋田 宏
オッフェンバック/ チェロ2重奏曲 作品50-3 
 
16.ヴィオラ二重奏  Va.1 板谷知子、 Va.2 高嶋恵子
J. S. バッハ/ メヌエット
Aubert/ 小二重奏曲
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17.ホルン三重奏 
Vn. 牧野時夫 Hr. 助乗慎一 Pf. 安河内真樹
石丸基司/ヴァイオリン、ホルン、ピアノ のための「トリオ・ノルディコ」 
   釧路出身、東京音大で釧路出身(北大農学部卒)の伊福部昭(ゴジラの作曲家、今年生誕100年)に師事した石丸基司氏作曲のトリオ・ノルディコ再演(初演は先日釧路で、ホルン以外別メンバー)
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Vc.1 嶋田 宏  Vc.2 越智 恵美子
Vc.3 牧野時夫  Vc.4 久保田 睦、笠 小春 
Vc.5 山川 恵、井坂 有美子 Vc.6 佐藤 華奈子
  Oliver Strnad/チェロ六重奏曲 Danza lenta  
8名での6重奏、6人が今回チェロデビューの初心者

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 19.管楽五重奏  
Ob. 赤羽文夫 Hr.助乗慎一、笠 小春、伊藤ひさこ
 Fg.高嶋孝寛
  ベートーヴェン/オーボエ、3本のホルン、ファゴットのための五重奏曲 変ホ長調

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次は全員での演奏なので、演君をおぶらせてっと・・・

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.管弦楽
Vn1. 牧野時夫、井坂有美子、小泉雅広、古谷 甫、栗嶋和己
Vn.2 久保田
イメージ 7睦、嶋田覚子、舘巌晶子、ミリケン花菜、廣田洋子、金田 勇(Tp.) 
Va. 清水三佐子、高嶋恵子、古谷洋子、佐藤華奈子
Vc. 越智恵美子、嶋田 宏(Tb.) 安河内真樹、山川 恵    Ob. 赤羽文夫 Cl.下河原幸子 Fg. 高嶋孝寛
Hr.1助乗慎一 Hr.2笠 小春 Hr.3伊藤ひさこ
Pf. 板谷知子(Va)

大友良英/潮騒のメモリー
マスカーニ/ カヴァレリア・ルスティカーナ
ヨハン・シュトラウスI世/ ラデッキー行進曲


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ラデッキーの低音は、嶋田氏のバストロで。今日はチェロ、フルート、トロンボーンでマルチに活躍。私もヴァイオリン、ピアノ、チェロと3つやりました。
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打ち上げは、仁木町民センターから徒歩10分ほどの山川邸。セルフビルドの豪邸でグランドピアノ(古典調律)や電子チェンバロもある音楽室もあります。となりは高嶋邸です。お酒、料理など一品もちよりでワインが15,6本集まりました! 山川恵さんお手製の豚汁に、嶋田宏さんお手製のビーフシチュー、山川さんのラズベリームースもとってもおいしかったです!
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ミリケン花菜ちゃん、お父さんに習ったアイルランド音楽を演奏してくれました。この場合はヴァイオリンでなくフィドルです。皆で手拍子しましたが、日本の音頭と音階もリズムもほとんど同じなので乗りやすいです!
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山川雅裕さん、指を怪我してチェロが弾けず今回は出演しませんでしたが、ヴィオラでバッハの無伴奏チェロソナタを弾いています。残りの人生、バッハの無伴奏と平均律だけ演奏できればよいと言っております。

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男性3名、女性5名、山川邸にそのまま宿泊させていただき、おいしい朝ごはん(豚汁にチャボの卵かけごはん)もいただきました。冬の間、笠さんが山川さんに預けているアルパイン種ヤギのしる子に挨拶して帰りました。山川さんのところには、他に道産馬2頭、犬2匹、猫2匹とチャボ30羽くらいがいます。

二つのコンサート(3/23, 3/25)

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3月22日(土)の室内楽発表会に引き続き、23日(日)と25日(火)に余市町内でコンサートがありました。果樹の剪定も頑張って始めていますが、まだ畑に積雪1m近くあり、この時期にこれだけあるのは、初めてです!

まず、23日(日)は札幌トヨペット余市店のロビーコンサートでした。フルート瀧谷まゆみさん、ピアノ板谷知子さんとの3名での演奏でした。ピアノはうちのデジタル・ピアノでしたが、とても響きのよい会場だったので楽しく演奏できました

プログラム(7.8.13.はヴァイオリンとピアノのみ、他はトリオで)
1.ロジャース 私のお気に入り(「サウンド・オブ・ミュージック」より)
2.ロッシーニ 今の歌声は(「セビリアの理髪師」より)
3.宮澤和史 風になりたい(The Boom) 
4.ニコルズ 雨の日と月曜日は(カーペンターズ)
5.久石譲(牧野編曲) 崖の上のポニョ 
6.久石譲 さんぽ(「となりのトトロ」より)
7.クライスラー 中国の太鼓
8.マスネー タイスの瞑想曲
9.小六禮次郎 SAKURA(NHK連続テレビ小説2002「さくら」より)
10.玉城千春 Best Friend(NHK連続テレビ小説2001「ちゅらさん」より)
11.大島ミチル 風笛 (NHK連続テレビ小説1999「あすか」より)
12.日本の四季メドレー(ふるさと~花~夏の思い出~赤とんぼ~雪)
13.ショパン(ミルシュタイン編曲) ノクターン遺作
14.モンティ チャルダーシュ 
アンコール ハーライン(板谷編曲) 星に願いを(「ピノキオ」より)

25日
は、認知症お年寄りのグループホーム「ポランの家」でコンサート「第8回ヴァイオリンとポランの広場」でした。このグループホームができて以来、毎年続けているコンサートです。東京農大で農業経済を学んだ橋本武雄さんが、名前から分かるように宮沢賢治の精神を愛し、農村老人のための福祉をしたいと願って設立したホームです。ヴァイオリンは、同じく宮沢賢治の精神で北海道農民管弦楽団を作った私、伴奏ピアニストはピアノ教師や合唱指導の傍ら知的障害者のグループホームでも働いている板谷知子さんです。

プログラム
第1部 ヴァイオリンとピアノ
1.エルガー 愛の挨拶
2.クライスラー 愛の悲しみ
3.クライスラー ルイ13世の歌とパヴァーヌ
4.ショパン ノクターン遺作

第2部 一緒に歌おうコーナー
1.知床旅情
2.四季の歌
3.もみじ
4.さくら
5.花は咲く
6.湖畔の宿
7.七つの子
8.ふじの山
9.赤とんぼ
10.ふるさと
アンコール マスネー タイスの瞑想曲

「湖畔の宿」は、童謡や唱歌と違って、私も板谷さんも余りよく知らなかった歌なのですが、戦時中にはやった歌で高峰三枝子が特攻隊の慰問に唄った歌だそうです。もう90歳代の入居者が多いのですが、皆さんよく知っていたようで、とてもきっちり大きな声で歌ってくださいました。認知症になっても、昔聞いた曲とか歌った歌は、決して忘れないものなのですね。

30日(日)は、札幌キリスト教会で北海道農民管弦楽団についてのお話と、ヴァイオリン演奏の予定です。

トルコへの原発輸出を許すな!

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国際環境NGO FoE Japan からのメール転載です。 

4月3日、衆議院外務委員会において、わずか5時間の審議で、自公民賛成多数により、トルコ・UAEとの原子力協定が可決されました。

4日(金)の衆議院本会議にかかる見込みです。このままでは自公民圧倒的多数の賛成で可決されてしまうでしょう。同じ可決されるにしても、ここで多くの国民が反対しているということを示していくことはたいへん重要です。

みなさまからいただいた署名やメッセージを、随時、鍵にぎると思われる国会議員に届けていますが、可能な範囲で、みなさまからも、個別に国会議員に反対の声を届けてください。
とりわけ、鍵握る民主党の議員に対する働きかけを、お願いします。
下記のページから、選挙区別の議員を調べることができます。本メールの下の方に民主党の役員の連絡先を掲載しています。
http://www.dpj.or.jp/members

もちろん、民主党だけではなく、自民党・公明党の国会議員にも可能であれば、ぜひ働きかけてください。

参考)
3日の外務委員会の審議では以下のことが議論になりました。

・トルコとの原子力協定には、放射性廃棄物に関して、「両締結国が書面により合意する場合に限り、トルコにおいて、濃縮または再処理することができる」と記されている。みんなの党の小熊議員、共産党の笠井議員、維新の阪口議員、河野議員などがこの点を質問しました。

参考記事:原子力協定、審議紛糾も 対トルコ、再処理・地震に懸念
(朝日新聞2014年1月7日)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S10912580.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S10912580

外務省は、「日本が合意することはない。それについて、トルコに伝達」としましたが、笠井議員は、「それについては公文書になっていない」と追及。外務省側の記録を開示するように迫りましたが、外務省は外交上の信義則を理由に断りました。

・放射性廃棄物の処分方法は決まっていない。トルコは「放射性廃棄物等安全条約」を批准していない。ロシアとの協定では、ロシアが引き取ることになっているらしい。

・トルコの原子力損害賠償制度は、未構築。国内法も未整備。パリ条約などに基づき、今後、日本と同様、原子力事業者への責任集中を行うような制度をつくっていくであろう。

・トルコ・UAEとの原子力協定は、福島原発事故後、はじめて政府が署名した協定(2011年に国会で容認されたベトナムなどとの原子力協定は、3.11以前にすでに署名されていたものです)

残念ながら、多くの民主党議員が反対しているのにもかかわらず、昨日、対応を一任された「次の内閣(NC)」で、民主党として賛成することが決められてしまいました。
民主、原子力協定で賛成へ 採決時に造反者出る可能性も
http://www.asahi.com/articles/ASG415DYYG41UTFK00C.html

<ポイント>
・トルコは地震国。
・地元の反対も強い。
・政情としても、シリアなど周辺国との緊張関係からいっても、とりわけリスクが高い。
・衆議院の審議は、あまりに短く、議論がつくされていない。福島原発事故後、
はじめて政府により署名された原子力協定として、審議をつくすべき。
・国民の多くは反対している。
・原発輸出に関して、日本側の安全確認体制が、構築されていない。(以前、原子力安全保安院が担っていたのだが、原子力規制委員会が拒否)

参考)<原発輸出>安全確認、形だけ。 経産省「国内向け」と落差
毎日新聞 12月22日(日)9時43分配信
http://blogs.yahoo.co.jp/neggy_0313/62711567.html

多くの市民が、原子力協定に反対していることをみせることは、たいへん重要だと思います。市民が国会に反対の声を伝えることにより、国会議員も反対しやすくなります。
ご協力をお願いいたします。

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下記は鍵握ると思われる民主党の役員のリストです。

代表 海江田 万里: 
衆議院第1議員会館609号室
電話: 03-3508-7316 FAX: 03-3508-3316
Facebook https://www.facebook.com/banrikaieda
http://www.dpj.or.jp/member/155

代表代行 高木義明(長崎市)
衆議院第2議員会館401号室
電話: 03-3508-7420 FAX: 03-3503-5757

副代表 北澤俊美 (長野市)
参議院議員会館424号室
電話: 03-6550-0424 FAX: 03-6551-0424

前田 武志
参議院議員会館715号室
電話: 03-6550-0715 FAX: 03-6551-0715

田中 直紀 (新潟)
部屋番号: 参議院議員会館306号室
電話: 03-6550-0306 FAX: 03-6551-0306

原口 一博(佐賀)
部屋番号: 衆議院第1議員会館307号室
電話: 03-3508-7238 FAX: 03-3508-3238

幹事長代行 中川 正春(三重)
部屋番号: 衆議院第1議員会館519号室
電話: 03-3508-7128 FAX: 03-3508-3428

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★オンライン署名にご協力を!★
現在、2,636筆!いただいた署名は随時、鍵にぎる国会議員にお送りしています。
ぜひ、署名&拡散にご協力をお願いします。
トルコへの原発輸出に反対を/野党第一党としての責任を
http://goo.gl/715INO
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国民不在の原発回帰「エネルギー基本計画」

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4月11日、政府は原発回帰への「エネルギー基本計画」を閣議決定しました。福島第一原発事故が今だ収束せず、十数万人の人が避難生活で帰る家もない状況で、まるで福島の事故がなかったかのような方針に逆戻りです。原発を「ベースロード電源と位置付ける」とし、核燃料サイクルも推進する方針です。あれだけの悲惨な事故を起こし、何十万年も放射能を出し続ける核のゴミの処理方法も全く確立していないのに、まだ原子力ですか? 本当にこの国はどうなっているのでしょうか!
 昨日の北海道新聞の紙面に載っていた有馬朗人(元東大総長、文部大臣、科学技術庁長官、理化学研究所理事長も!)のコメントには、開いた口がふさがりませんでした。「原発が重要電源と位置付けられたのは当然。地球温暖化も急速に進んでいて、原子力も活用しなければ乗り切れない。原発再稼動を早く行うべきだ。」ときました。

 こういうエセ科学者が日本の科学界のトップに立ち、政界を動かしてきたから、日本がおかしくなったのだと断言してもいいでしょう。なぜ私が彼をエセ科学者と呼ぶかというと、「地球温暖化も急速に進んでいて、原子力も活用しなければ乗り切れない。」というくだりです。まだこんなことを言っているか、と驚くのですが、こういうことを言うからには、いくつものことが前提になっていなければなりません。つまり・・・

1.地球温暖化が、現在も進行中である。
2.地球温暖化は、地球環境を壊す問題である。
3,地球温暖化は、化石燃料などによる二酸化炭素の排出が大きな原因となっている。
4.原子力発電は、二酸化炭素を排出しない。
5.よって、原子力発電は地球温暖化防止になる。
6.原子力発電以外に、地球温暖化を防止する重要な発電方法はない。

 以上6つのうち、一つでも事実でなければ有馬氏のような発言は間違っていることになります。しかし、上の6つとも、決して実証されたものではなく、すべて反論や異論があるのです。私も、すべて疑ってかかっています。6つとも全部ウソではないにしても、いくつかは明らかにウソだと断言できそうです。

1.確かにこの100年ほど地球温暖化は進行してきたが、この10数年は温暖化の傾向ははっきりしておらず、もはや温暖化は止まり、逆に寒冷化(小氷河期)に向かっているという説もある。

2.地球の温暖化・寒冷化は、人類が環境を変えるほど繁栄するずっと以前から、主に太陽の活動状況に応じて変化したものであり、それ自体は良いとか悪いとか言うような問題ではなく自然現象である。温暖化により気象が過酷になったり、海水面が上昇して土地がなくなるというような問題はあるかもしれないが、一方で今まで寒冷なため農業生産できなかった地帯で農業をできるようになるというようなメリットだってある。

3.二酸化炭素の濃度と、大気温度の過去のデータ変遷をみると、温度の上昇がやや先行しているようにもみられる。このことから、二酸化炭素の上昇は、地球温暖化の原因ではなく結果だという説を唱える人も少なくない。実際に、温暖化により海水温が上昇することによる二酸化炭素の放出量の増大は相当量であると考えられるし、私が注目しているのは植物の呼吸量増大による二酸化炭素排出量の増大である。トータルでみると植物は光合成により二酸化炭素を吸収して酸素を排出しているのだが、この光合成は温度が一定以上になると頭打ちでそれ以上二酸化炭素を吸収しないが、呼吸量は温度が上がれば上がるほど増大して二酸化炭素の排出が増加するという性質がある。従って気温が高くなるほど植物による二酸化炭素の同化量が鈍るので、地球全体の二酸化炭素濃度も多くなるはずである。この辺を量的に試算した人がいないので何とも言えないが、火力発電や自動車による二酸化炭素排出のレベルを超えるのではないかとも思う。

4、原子力発電は、核反応による発電そのものは酸素による燃焼現象ではないので二酸化炭素の排出をしない。しかし、ウランの採掘から核燃料の製造と運搬、発電所の建設から運転維持、核廃棄物の処理に至るまで、多くのところで二酸化炭素の排出をしており、原発は二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーというのは全くのウソである。

5.仮に、原子力発電が火力発電より相対的に二酸化炭素の排出量が少ないとしても、それだけで温暖化防止に役立っているとは言えない。現在のところ原子力発電というのは極めて非効率的な発電方法であり、核反応によって生まれた熱のうち、電力に転換されるエネルギーはおよそ3分の1に過ぎず、3分の2は熱のまま外界に放出している。日本の原発では、ほとんどこの熱を海に逃がしており、海水温の上昇と共に、大気温も上昇させているわけで、二酸化炭素を減らした分による温暖化防止とどちらが大きいのか、誰も説明してはいない。

6.発電方法など原子力以外に、いくらでもある。再生可能エネルギーの分野はまだまだ色々問題もあるが、石炭・石油よりは二酸化炭素の排出量の少ない天然ガスは、まだまだ資源として豊富(ウランはもう30年くらいで枯渇すると言われている)であるし、コンバインドサイクル発電など、かなり効率の高い発電方法も確立しているので、当面はこれでしのげるし、危険で廃棄物の捨て場のない原子力を維持しなければならない理由はエネルギーの観点からは全くない。あるとしたら、それは建前の裏にある本音として軍事目的以外に考えられない。自民党の石破などは、はっきりそう名言している・・・


 では、なぜ有馬はこんなデタラメを根拠に原発が重要だと言い張るのでしょうか?  まあ原子力ムラの利権構造にどっぷりつかっているからなんでしょうが、もし原子物理学者として少しでも良心が残っているのなら、あなたのような人たちのせいで大事故を起こした福島原発の一刻も早い収束と廃炉のプロセスを確立し、捨て場のない核のゴミの処理問題の解決方法についての研究に打ち込むべきでしょう。原発再稼動など、とんでもありません!!!
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