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故 柴田作治郎牧師 告別の会

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3月16日(土) 14時より北海道クリスチイメージ 1ャンセンターにて、故柴田作治郎牧師(本年1月10日85歳にて永眠)告別の会が行われ、合唱団メンバーとして参列し、バッハのコラール2曲、賛美歌3曲、頌栄2曲を歌いました。合唱は、午前11時より別室にてリハーサルもありました。私は10日(日)に初めて練習に参加して、2度の練習で本番に臨みました。他のメンバーは以前にバッハの2曲とも歌っているのですが、私はドイツ語の歌をちゃんと歌ったことがなく(大学でも第2外国語はフランス語でした)発音だけでも勉強しようと、10日の日はひどい吹雪の中(JRも高速も一日ストップしてました)車を運転して札幌での練習に参加しました。私は絶対音感があるので、楽譜さえあれば音イメージ 2符通りに歌うことはすぐできるのですが、バッハは臨時記号や跳躍も多く、音符と歌詞を同時に見ることが難しくて、結構大変でした。歌詞を覚えるか、音を覚えるか、どちらかやらないと完璧にはできないので、歌詞は多少もごもごしながら音符を見ながら歌うという感じでしたが、何とか本番は気持ちよく歌えました。

合唱団は、私がずっと伴奏オケのコンサートマスターを務め、99年、09年と農民オケとも2度共演してくれたコーロ・ファーチレです。一昨年夏、主宰者で歌唱指導をしていた板谷基雄氏が食道癌で急逝されて以来、休止状態になっていましたが、この合唱団の産みの親である柴田牧師のお別れの会で久々に集まることになったのです。指揮とオルガンは、板谷知子さん。柴田牧師から洗礼を受けた永田克自君(カウンターテナー)がソロも歌いました。


イメージ 3 柴田牧師は、小樽望洋台教会を立ち上げ二十数年、様々な社会的弱者のために、その生涯を捧げてきました。また、お連れ合いのみどりさんは音楽や美術の才能に恵まれ、この教会の伝道に協力する形で合唱団コーロ・ファーチレが誕生し、私は同じ余市の板谷夫妻とのお付き合いから、この合唱団の伴奏オーケストラのコンサートマスターとして柴田牧師ともずっとお付き合いさせていただき、教会の週報や色々な集会の案内などずっと送っていただいていたので、本当に残念な思いです。
柴田牧師がかつて牧会し、一昨年
健康を崩され望洋台教会を閉じてからは信徒として復帰した小樽公園通教会の山崎道子牧師、柴田牧師と同じく北海道出身で関西労働者伝道委員の小柳伸顕牧師(釜ヶ崎での働きを長く続けておられます)、外国人住民基本法の制定を求める北海道キリスト教連絡協議会(外キ連)事務局の林炳澤氏(クリスチャンではないそうです)、星野文昭さん(北海道出身で沖縄闘争で逮捕され30数年牢獄にあり冤罪を訴え絵を描き続けている)と獄中結婚された星野夫人などからメッセージがありました。
故柴田作治郎氏は、一切この世(教団という組織も含め)と妥協することなく、虐げられた人のために人生を捧げるという、まさにイエスのように生きるということを実践した生涯でした。故柴田牧師もそうでしたが、この写真に写っている小柳氏も牧師らしからぬ牧師です
(笑)。神様の話は一切しません。人前で祈ることもしません。ただただ、差別され虐げられている人のために、この世の不正と闘い続けているのです。

故柴田作治郎牧師の週報コラム 「迷い出た羊I~IV」について
http://www.asahi-net.or.jp/~py3m-ngsm/
小柳伸顕牧師の著作
http://p.tl/E7wX

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