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7月13日(日)、NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト主催講座の第2回の講師を務めました。午前中は、えこふぁーむにて、実際にブドウ畑でアメリカ系(ラブルスカ種)、ヨーロッパ系(ヴィニフェラ種)、アジア系(コワニティー種)の外観上の違いなどを見たあと、ドームハウスにてブドウ分類学(Ampelography)の授業。お昼は余市テラスにて特製ランチをいただいた後、余市テラス2階ゲストルームにて余市町役場の浅野敏昭さんによる余市町の果樹栽培の歴史(ブドウを中心とした)のスライドによる講義。その後参加者はエコビレッジでブドウの花滓落とし作業の実習でしたが、私はえこふぁーむに戻り、リンゴの摘果作業やベリー(カシス、カリンズ)収穫作業。
上はエコビレッジ余市ハル農園で建設中のエコカレッジ研修棟
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えこふぁーむのドームハウス未来も、内装はなかなか完成しません・・・
コミュニティ・レストラン B&B余市テラスの
ランチはヘルシーでとっても美味しいです。米・野菜・果物・卵など、みな近場の無農薬・有機栽培のものばかりです。この日のデザートはえこふぁーむのキャンベルゼリーでした。
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浅野さんが書いている余市町の広報に掲載されている「余市町でおこったこんな話」は、もう119回になりました。今月は「鮎の会~北大果樹園を支えた先生たち」大変興味深く地元の歴史を詳しく知ることができます。
http://www.town.yoichi.hokkaido.jp/yoichidata/kouhou1407/kouhou1407_23.pdf
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余市が、日本で最初にリンゴが実った地と言うのは少々怪しい説なのですが、日本で最初のリンゴ産地として確立したことは確かなのです。当初の主要3品種はこれ。林檎は在来の小さな和リンゴで、西洋リンゴは苹果と書きました。
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緋之衣は、原名King of Tompkins County、余市を代表する大玉のリンゴでした。北海道では開拓使導入番号の19号で通っていましたが、戦後は余り作られなくなりました。余市に入植した旧会津藩士が栽培を成功させたことから、余市に残っていた樹を福島に持ち帰り復活させ、現在は福島で名産品にしようと努力しています。余市の年配者は、国交は49号、紅玉はべにたま又は6号と呼びます。ちなみに、ブドウのキャンベルはカメルスまたは略してカメ、西洋梨のばーとバートレットは略してパートと言います。英語の綴りではなく発音を聞いてカタカナを充てたのでしょう。
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駅売りのサクランボのラベル
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行商のおばさんたちが、最大90kgも背負って鉄道で小樽や札幌にリンゴを売りに行きました。
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マルメロのシロップ漬けや、アワビの缶詰めなんてものも、作っていたようです。
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開拓使によって明治初期にリンゴと同時にブドウも入りましたが、当初はワインブドウが主だったようで、栽培不適とされてしまったようです。その後、ワインブドウ栽培が復活するのは昭和40年代に自治体経営の十勝ワイン(池田町)や富良野ワインが比較的栽培しやすいフレンチ・ハイブリッドのセイベル系品種に取り組み、余市ではやっと昭和50年代からドイツ系品種の試作が始まり、開拓使導入(実はその1年前に函館近郊の七飯でプロシア人ガルトネルが導入しましたが、翌年には開拓使に引き継がれ、やはりワインブドウ栽培は継続されませんでした)から実に100年のブランクが開いてしまいました。
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昭和40年には、余市の(生食用)ブドウ栽培は、遅れていると本州からの視察者をがっかりさせてしまったようですが、それから起死回生、余市のブドウ栽培者も熱心に勉強して、品質のよいブドウを生産するようになりましたが、本州と違って品種は昔のものばかりです。
一方、余市のワインブドウ園は、日本でこれほど美しい畑はないと言われるようになっています。
海が見えるブドウ畑は、日本では珍しいです(本州ではブドウ産地は盆地が多いので)
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上はエコビレッジ余市ハル農園で建設中のエコカレッジ研修棟
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えこふぁーむのドームハウス未来も、内装はなかなか完成しません・・・
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浅野さんが書いている余市町の広報に掲載されている「余市町でおこったこんな話」は、もう119回になりました。今月は「鮎の会~北大果樹園を支えた先生たち」大変興味深く地元の歴史を詳しく知ることができます。
http://www.town.yoichi.hokkaido.jp/yoichidata/kouhou1407/kouhou1407_23.pdf
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余市が、日本で最初にリンゴが実った地と言うのは少々怪しい説なのですが、日本で最初のリンゴ産地として確立したことは確かなのです。当初の主要3品種はこれ。林檎は在来の小さな和リンゴで、西洋リンゴは苹果と書きました。
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緋之衣は、原名King of Tompkins County、余市を代表する大玉のリンゴでした。北海道では開拓使導入番号の19号で通っていましたが、戦後は余り作られなくなりました。余市に入植した旧会津藩士が栽培を成功させたことから、余市に残っていた樹を福島に持ち帰り復活させ、現在は福島で名産品にしようと努力しています。余市の年配者は、国交は49号、紅玉はべにたま又は6号と呼びます。ちなみに、ブドウのキャンベルはカメルスまたは略してカメ、西洋梨のばーとバートレットは略してパートと言います。英語の綴りではなく発音を聞いてカタカナを充てたのでしょう。
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行商のおばさんたちが、最大90kgも背負って鉄道で小樽や札幌にリンゴを売りに行きました。
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マルメロのシロップ漬けや、アワビの缶詰めなんてものも、作っていたようです。
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開拓使によって明治初期にリンゴと同時にブドウも入りましたが、当初はワインブドウが主だったようで、栽培不適とされてしまったようです。その後、ワインブドウ栽培が復活するのは昭和40年代に自治体経営の十勝ワイン(池田町)や富良野ワインが比較的栽培しやすいフレンチ・ハイブリッドのセイベル系品種に取り組み、余市ではやっと昭和50年代からドイツ系品種の試作が始まり、開拓使導入(実はその1年前に函館近郊の七飯でプロシア人ガルトネルが導入しましたが、翌年には開拓使に引き継がれ、やはりワインブドウ栽培は継続されませんでした)から実に100年のブランクが開いてしまいました。
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昭和40年には、余市の(生食用)ブドウ栽培は、遅れていると本州からの視察者をがっかりさせてしまったようですが、それから起死回生、余市のブドウ栽培者も熱心に勉強して、品質のよいブドウを生産するようになりましたが、本州と違って品種は昔のものばかりです。
一方、余市のワインブドウ園は、日本でこれほど美しい畑はないと言われるようになっています。
海が見えるブドウ畑は、日本では珍しいです(本州ではブドウ産地は盆地が多いので)
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