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ジュゴンの海を殺すな!

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沖縄県民の意志を無視してジュゴンの海を埋め立て(危険な普天間基地を移転するという名目で)新たな米軍基地を建設しようとする安倍傀儡政権の強行な姿勢に抗議する!
http://www.asahi.com/articles/ASG8G2VT4G8GTIPE00B.html


軍事基地は、人を殺すことを目的としたものであり、それ以外の何物でもない。政治家は国を守るために必要と言うが、それは国民を守るためではなく、国家権力を守るためということであり、アメリカ軍の基地を作ることが日本人を守ることになるなどと考えるのは、全くナンセンスである。、ましてや沖縄の人たちにとって、これ以上新たな米軍基地を作ることに何の利益もないのである。しかし、たとえ利益があったとしても、このような自然を破壊することが、果たして許されるものであろうか。
http://www.okinawatimes.co.jp/feature/02/sea.php

世界的にも貴重な海の哺乳類である絶滅危惧種ジュゴン(dugong、儒艮、琉球ではザンノイオと呼び神の使者とされた)の生息域である辺野古周辺。このような美しい海を軍事基地を作るために埋め立てることほど、罪深いことはないのである。

ジュゴンの仲間で体長が2倍近い8mにも達したステラーカイギュウは、かつて千島海域から北方に生息していたが、1741年にロシアの探検家ベーリングら(隊長ベーリングら多数は遭難した無人島で病死し、座礁した船から新たなボートを作り翌年脱出する指揮をとったのがドイツ人博物学者のステラー=シュテラー)によって発見され、その毛皮、獣脂、肉の利用価値が高く、仲間を助けようとする習性もあって容易に捕獲できたことから乱獲され、発見からわずか27年後の1768年に2頭が捕獲されたのを最後に絶滅してしまった。

この美しくすばらしい生態系によって調和している世界を破壊して、人類が生き延びることは決してできない。地球上に存在する2000万種もの生物のうち、現在毎年10万種以上の生物が人類活動による環境破壊により絶滅していると考えられ、これはかつて隕石衝突などによる地球環境の激変で多くの生物が絶滅したとされる時代の数万倍のペースに達する危機的な状況である。生物多様性を守ることは、人類にとって緊急の責務であると言わなければならない。


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