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東京大学音楽部管弦楽団北海道公演を聴く

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イメージ 1昨日はKitaraで東大オケを聴き、息子がメンバーに入っているKさん、Tさん、Hさんに会場で会って、ご挨拶しました。昨年は、京大の演奏を北大とのジョイントで聴いたけど、京大がウィーン・フィルとすれば、東大がベルリン・フィル、北大はコンセルトヘボウって感じかな(笑)、ヨーロッパ演奏旅行もしょっちゅうやってる早大オケ(30年前にローマの祭と春の祭典というプログラムで聴きました)は、さしずめシカゴ響ですね! プログラムは、魔笛、ドン・ファン、ブラ2というオーソドックスなものでしたが、若者らしい熱い演奏で、技術的にもすばらしく満足しました。札幌出身のコンマスK君のソロ(ドン・ファン)もよかったです。
 北大オケは年によってちょっとレベルにむらがあるけれど、ちょうど50年前に東京演奏会を初めてやった時は、朝日ジャーナル誌に、東大オケのリアリズム、京大オケのセンチメンタリズム、北大オケのロマンチシズムと並べて評されたようです。大学オケの歴史というのは、日本ではプロオケより古く、日本で最古のオケは九大の1909年、東大が1920年で北大が1921年です。日本で最古のプロオケである新交響楽団(N響の前身)が設立されたのは、昭和に入ってから1926年のことです。札響がプロとして設立された頃(1962年)には、北大交響楽団のメンバーも混ざっていたようで、私が北大に入った1980年当時も、ヴァイオリンに1名ですが北大出身のメンバーが残っていました。
 東大正指揮者の三石精一先生も、もう80代。北大の川越守氏も80代ですが、だいぶ足腰の衰えた川越氏と違って、颯爽と登場し、そのアグレッシブな指揮ぶりからも、とても80歳超えたようには見えませんでした。
 演奏会の後は、久々に会う娘(家に全然帰って来ないので)と妻と3人で、藻岩山のふもとにあるRuth Loweという洒落たイタリアンの店で遅いランチ。娘は北大オケのコンミスをやった昨年、京大とのジョイントでもコンミスを務め、京大の定演もわざわざ京都まで聴きに行ったようですが、その時のプログラムが何とドン・ファンとブラ2だったそうです。

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