Quantcast
Channel: 農民芸術学校ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 407

日本キリスト教団余市教会創立131年記念コンサート

$
0
0
11月13日(日) 余市教会創立131周年記念コンサート 13時開演

 午前10時半からの日曜礼拝でも、トリオ・マモーレで奏楽を担当しました

前奏:コレルリ/12の室内ソナタより第10番イメージ 1
         プレリュード~アルマンド
奉唱:フランク/聖なる主よ
後奏:モーツァルト/アヴェ・ヴェルム・コルプス

イメージ 2







小西陽祐牧師の説教は、いつもとても分かりやすく、説得力がある。この日は、マタイ伝5章でイエスが「一切誓うな」と語ったことの真の意味を分かりやすく説明してくれた。誓ってもその通りにできず何度も同じことを誓ったり祈ったりしてしまう私達。しかし、イエスはそんな人間でも決してあきらめはしない。この聖書の箇所の最後で「あなたがたの天の父が完全なものであるように、あなた方も完全なものとなりなさい。」と書かれているように、より良く正しくあろうと誓ったり祈ったりする人間の思いそのものを否定しているのではない。中途半端に逃げ道を作って誓ったり祈ったりすることを免罪符のようにして自己を正当化してしまうことなく、真剣に自分自身に向き合い、最後まで真実を追求することを求めているのである。
 ここからは私の解釈だが、この「完全」という言葉は元のギリシャ語では日本語とは少しニュアンスが違うし、ルカ伝の並行記事では「あなた方の父がそうであるように、あなた方も慈悲深くありなさい。」と言っているので、イエスが実際
(当時はアラム語で)どのように言ったかは、はっきりとは分からないが、とにかくイエスは神という言葉を使いながら、それまでのユダヤ教の神という概念を全く覆している。ある意味では宗教というものを全く超えて、あるいは否定しているようにも思えるのである。

イメージ 3礼拝の後は、お昼を教会員の皆さんと一緒にうどんをいただき、手作りのお菓子(リンゴのババロア、スイートポテトほか)やお漬物(大根のぶどう漬けほか)も大変おいしくいただきました。

食事の後は、会場が一杯になることを予想して礼拝堂後ろの扉を開けてパイプ椅子も並べてセッティング。ビバハウス(青年自立支援施設)の安達夫妻から素敵なお花が届いていました。
イメージ 4

開演前には礼拝堂は超満員(150名ほど)となり、慌ててパイプ椅子をありったけ、最後には玄関の土間にまで並べて、プログラムも追加印刷しました。
イメージ 5





前座を務めた、中学生の時からプロ活動している北星余市高校2年生・三味線弾き語りの民謡歌手、浅尾強嗣君の演奏は語りも含めて、さすがでした。経営の危機にある北星余市高校の理念に共感して入学したことも話してくれました。演奏では、正調の津イメージ 7軽じょんがら節を始め、ドンパン節やアンコールのソーラン節ではお客さんも巻き込んで大変盛り上がっていました。
イメージ 6
18歳とは思えない貫禄の浅尾君。








トリオ・マモーレでは、MCを音楽療法士でもある安河内真樹さんが担当し、
1曲ずつ3名それぞれ担当曲を詳しく解説しながら演奏を進めました。

1.クライスラー/愛の喜びイメージ 8
 2.J.S.バッハ/主よ、人の望みの喜びを
 3.ショスタコヴィッチ/5つの小品
    プレリュード~ガヴォット~エレジー~ワルツ~ポルカ
 4.成田為三/浜辺の歌
 5.ドップラー/アンダンテとロンド
     ~休憩~
 6.クンマー/「庭の千草」による変奏曲(Fl.,Pf.)
 7.ヴィエニャフスキー/レゲンデ(伝説)(Vn.,Pf.)
 8.J.S.バッハ/パルティータ第2番よりプレリュード(Pf.)
 9.山口景子編/カーペンターズ・セレクションイメージ 9
10・チャイコフスキー/「くるみ割り人形」より「花のワルツ」
アンコール マロッテ/主の祈り(Sop.Vn.Pf.)

イメージ 10イメージ 11








アンコールでの瀧谷まゆみさんの独唱、私がヴァイオリンでオブリガートをつけましたが、感動的でした!

コンサート後はいつものように、この教会の聖餐式(ミサ)でも用いてくださっている当園のブドウジュースや無農薬リンゴなどの農産物も、お客様に買っていただきました。

イメージ 12
イメージ 13

Viewing all articles
Browse latest Browse all 407

Trending Articles