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岩手演奏旅行(3/22~3/25)その3

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イメージ 13月24日(日)岩手3日目は、金星少年少女オーケストラの釜石公演です。また前日と異なるプログラムが組まれています。ぐんまジュニアのバスは花巻温泉を朝6時半出発でしたが、我々農民オケ4名は朝7時過ぎにレンタカーで出発しました。花巻から釜石までは、釜石自動車道(一部開通)と仙人峠道路という2つの自動車専用道路を通って、1時間半ほどで着くことができました。途中、民話の里「遠野」を通ります。
釜石高校(旧釜石南高校)は、かなり内陸にあるので津波の被害は受けていません。校舎も新しく立派です。ここの3階にある石楠花(しゃくなげ)ホールで、コンサートを開きました。釜石市文化ホールは津波の被害で現在使用できない状態になっています。
 ステージの奥行きが狭くてセッティングが大変でしたが、響きはなかなかよいホールです。昨年12月に釜石で第九のコンサートが市民合唱団とこのために編成されたオーケストラにより行われましたが、それはこの高校の第一体育館で開催されたそうです。

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控え室は3年生の教室でした。




イメージ 2釜石では、ウィーンフィルのフルート首席奏者のフルーリーさんの独奏でモーツァルトのフルート協奏曲を演奏し、釜石フルートアンサンブルとの共演もありました。

釜石市民吹奏楽団指揮者、日本フルート協会理事の山崎眞行先生(昨年暮れの第九も指揮されたそうです)の指揮で、40人近いフルートオーケストラの演奏も披露されました。教室でのリハーサル。アルトフルート、バスフルート、コントラバスフルートもあります。
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南先生は、楽器を持って3週間で合奏できるミナミメソッドを考案し、アジア各国(ネパール、バングラディシュ、カンボジア、ラオスなど)にオーケストラを作る運動をしています。ぐんまジュニアオーケストラを引き連れて、ウィーンやプラハ、ロンドン、ニューヨーク、上海、韓国でも演奏しています。来年3月にも、ウィーンに行くそうです。

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3歳の子どももいる釜石ジュニアのメンバー8名も加わり、きらきら星、さんぽ、パッヘルベルのカノンなど演奏。

1月の農民オーケストラとの共演の模様が、BS朝日の「エコの作法」3月8日放送(宮沢賢治と東北 特集)でながれましたが、その時に将来は医者になりたいと夢を語っていた小学3年の長岐君、第2ヴァイオリンのトップの席に座って頑張って弾いていました。

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イメージ 23我々、北海道農民管弦楽団のメンバーも、ウィーン・フィルハーモニ・オーケストラの皆さんと記念撮影をとってもらいました。両楽団の事務局長が写っております!
演奏会後、我々はレンタカーだったので、少し釜石の市街を見に行くことにしました。釜石駅前のモニュメント。鐘を撞いて津波でなくなった人の霊の平安を祈りました。釜石は鉄鋼の街です。ものづくりの火が灯っていました。
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イメージ 5農民オケで訪れた陸前高田は広大な市街地が全滅で全く復興の気配もなく絶句しましたが、釜石は被害区域も限られていて商店街などもかなり復興し始めています。それでも、まだ津波で壊れたままのビルも散在しています。一早く店を再開させた店で釜石ラーメン(澄んだスープに細麺でおいしかったです)をいただいて、釜石を後にして盛岡に向かいました。

 この日は盛岡泊、パーカスの田中氏はレンタカーを返却して一足先に夜行で帰りましたが、我々3名は盛岡に一泊。岩手の酒と食を堪能しに、盛岡の街へ繰り出しました。「ここ一軒で岩手県」という看板のある「南部藩長屋酒場」という店に入りました。ちゃぐちゃく馬子が出迎えてくれました。なかなか趣のある店で、小さなくぐり戸から入ると、お店の人が太鼓をたたいて歓迎してくれました。
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厳選した22の酒蔵の地酒を取り揃えています。
南部美人(二戸市)の純米吟醸をいただきました。吟醸酒は背の高い枡に一升瓶からついでくれふたを押さえながら、小さな枡につぎ、宮古の塩を升の縁に乗せてなめながら飲みます。

明日は、盛岡で宮沢賢治の足跡を辿ります。

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