福島第一原発事故以降、北電も原子力規制委員会も、絶対安全ということはないと開き直っている。それまでは原発には何重もの安全対策を施しているので絶対安全だと言い、プルサーマル発電でリサイクルするので放射性廃棄物は減らせてコストも下がり、CO2も出さない地球温暖化を防ぐクリーンなエネルギーなどと、すべて今ではウソだと明らかになっていることを、TVコマーシャルや新聞広告でも盛んに宣伝していた。
今ではさすがに、そんなウソはつけなくなったので、世界最高レベルの安全対策(これも完全にウソだが)を導入して、そのような事故を極力起こらないようにするという。しかし、それでも完全ではないということは、認めているのである。あれだけの事故を起こしておきながら、そんな態度が許されてよいものか! 人口過密で地震列島である日本において、へたをすると何百万・何千万もの人々が故郷を失うような過酷事故が万が一にも起こる可能性があるものを、どうして稼働させてよいはずがあろうか。
万一、泊原発で事故が起これば、30km圏内のこの余市はもちろんのこと、北海道全体がもう立ち直ることができなくなるだろうし、事故が起きなくても放射性廃棄物は数十万年にもわたり生命に重大な悪影響を及ぼし続ける。そんなものを、電気料金を下げるためという理由で(実際には計算されていない廃炉と廃棄物処理のコストを含めれば膨大な負担を後世に残す)再稼働するなどということは許されない。発電方法など、他にいくらでもあるのである。道民の声を聞かず、企業の言いなり国任せの高橋知事を、許すな!
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016010401001205.html
近いうちに起きることが確実な東海地震や南海トラフ巨大地震の影響をまともに受ける位置にあり、事故が起これば首都圏壊滅とも言われている浜岡原発は、こんなもので津波の被害を防げると中部電力では考えて再稼働しようとしている・・・もう日本も末期的!
http://onodekita.sblo.jp/article/60939916.html