嗚呼! 日本人は、何と馬鹿なのだ!
広島と長崎に原爆を落とされて、罪もない数十万の市民が焼き殺されて、天皇のためとかアジアを欧米列強から守るためなどということを信じて戦争していたことの愚かさに、初めて気づく。いや、未だに気づいていない安倍首相を始めとする歴史修正主義者も多く、南京大虐殺や従軍慰安婦などなかったかのようなネトウヨ系のデマを信じ、あの戦争はやはりアジア解放のための戦争であり、戦争をやったことが悪いのではなく、負けたことが悪かったのだと考えている国民がいる。
福島第一原発の過酷事故が起こって、多くの人が故郷を追われ目に見えぬ放射能の恐怖に日々怯えて暮らすことになって初めて、原発には何重もの安全対策が施されているので絶対安全であり石油資源のない日本にとっては必要で地球温暖化の防止にもなりエコだとまでいう全く頓珍漢な神話にまで踊らされ、世界で最も危険な地震と火山だらけの列島に、余りにも危険な原発を次々と作ってきたことの愚かさに気づく。いや、未だに自民党政府は電力会社は、新たな安全神話や必要神話をふりまき続け、そんな自民党政府や電力会社の言うことを鵜呑みにして原発の再稼働を許してしまう愚かな国民。3.11のことなどすっかり忘れて太平洋の魚をうまいうまいと喜んで食い、福島の農産物を食べ観光して応援しましょうなどと、メルトダウンした核燃料が未だにどこにあるのかも分からないのに、よく言えたものだ!
自民党政府は、本当に原発が安全で発電に必要などと考えているわけではない。それは国民向けの嘘っぱちの宣伝に過ぎないのだ。実際は、発電のためには余りにも危険で非経済的なことなど十分承知の上で、核保有の野望と日米関係の安定のために原発を維持したいだけである。電力会社だって、国策で作らされてしまったから元をとるためにいやいややっているだけで、本当は原発などというお荷物は一日も早くやめたいと考えているはずだが(そうでないなら余りにも馬鹿)、そんなそぶりは一切見せず、安全を確認して一日も早く再稼働したいなど国民の声などそっちのけでほざいている(電力会社の経営と国民の生命と、一体どちらが大切なのか!)。原発の安全性など確認できるはずもないし、安全に再稼働することなど不可能なことは、電力会社が一番よく分かっているはずである。再稼働などとんでもない。日本中の全ての原発を再稼働せず一刻も早く廃炉にすることに、全力を挙げるべきである。
